危なっかしいタイトルだ。
核武装論と愛子天皇論。
どちらも日本ではタブーとされているが、どちらも日本にとってはものすごく重要なテーマ。
核武装が現実的路線だと主張しようものなら、多くの方からとんでもない熱量で批判されてしまう。
同じように、女系天皇容認も含めた愛子天皇論こそが、安定的な皇位継承を実現するための現実的な路線だ、と主張しようものなら今度は"自称"右の方からとんでもない熱量で批判されてしまう。
ひっじょーにめんどくさい。
めんどくさい議論にはできるだけ関わらず、今日の稼ぎ、来月の生活、未来のための貯金のことと、そしてちょっとした好きな趣味に打ち込んで、たまにはちょっとおいしいものを食べたい、という人が、おおよそ日本人の大半を占めるのだろう。
私もできればそうしたいです
ハイ。
でもやっぱり、そうもいかないので、ちょっと書いてみます。
気が重い。。(笑)
アメリカは日本を守ってくれるのか?
トランプ大統領が二期目の当選を果たした。
彼は平然とこう言う。
「日本を好きだし、日本とはすばらしい関係にある。しかし、日本との間には興味深いディールが存在する。われわれは日本を守らなければならないが、日本はわれわれを守る必要がない。直接は関係しないが、日本はアメリカとの間で経済的に富を築いた。しかし、いかなる環境においても日本はわれわれを守らなくてよいのだ。いったい誰がこんなディールを結んだのか」
こんなことを言うアメリカ大統領は、戦後初めてだ。
これまでの「アメリカの核の傘が日本を守ってくれる」という考えを変えるべき時がやってこようとしている。
トランプ大統領の次の大統領はまた元に戻るだろう、という楽観的な考えが日本に蔓延していないだろうか。
しかし、そんな保証はどこにもない。
むしろ、トランプのような自国最優先の思想をより強固にした大統領だって生まれる可能性すらあるのに。
アメリカが日米安保条約を解消したとき、日本を守るのはいったい誰なのか?
日本の隣には、同盟国ではない核保有国が3つも存在している。
ロシア、中国、北朝鮮。
アメリカがいなくなったら、かの国の指導者たちは、日本をどんな目で見るのか?
1億人以上の勤勉な人的リソースを要し、世界第5位の名目国内総生産(GDP)4兆3103億ドルを持つ日本。
きっと彼らは舌なめずり
をして日本を見ることだろう。
虎視眈々と。
左寄りの人はこう言っている。
8月6日。
— 🌺大椿ゆうこ 社民党副党首 /前参議院議員(全国比例)🌺 (@ohtsubakiyuko) August 6, 2025
「核武装が最も安上がり」
「核共有」
「非核三原則の見直し」
などと言って憚らない政治家たち。
この流れにしっかりと抗う。
戦争はさせない。 pic.twitter.com/tltwk7fTxr
お花畑、とまではいいませんが、
イラクがなぜアメリカにやられたのか?
ウクライナがなぜロシアに侵略されたのか?
この現実を直視しなければ、この議論はこれ以上前に進めることはできない。
アメリカが安保条約を解消した後の世界。
この前提は、これまでなかったものであり、これからの日本人はもっと真正面から向き合うべきでは?
空が青いのは当たり前ではない
愛子さまが学習院女子中等科3年生の時、広島を訪れたことにふれた卒業文集への寄稿文はとても興味深い。
「卒業をひかえた冬の朝、急ぎ足で学校の門をくぐり、ふと空を見上げた。雲一つない澄み渡った空がそこにあった。家族に見守られ、毎日学校で学べること、友達が待ってくれていること…なんて幸せなのだろう。なんて平和なのだろう。青い空を見て、そんなことを心から中でつぶやいた。このように私の意識が大きく変わったのは、中三の五月に修学旅行で広島を訪れてからである。
原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった。まるで七十一年前の八月八日、その日その場に自分があるように思えた。……これが実際に起きたことなのか、と私は目を疑った。平常心で見ることはできなかった。そして、何よりも、原爆が何十万人という人の命を奪ったことに、怒りと悲しみを覚えた。……
最初に七十一年前の八月八日に自分がいるように思えたのは、被害にあった人々の苦しみ、無念さが伝わってきたからに違いない。本当に原爆ドーム落ちた場所を実際に見なければ感じることのできない貴重な体験であった。……
平和を願わない人はいない。だから、私たちは度々『平和』『平和』と口に出して言う。しかし、世界の平和の実現は容易ではない。今でも世界の各地で紛争に苦しむ人々が大勢いる。では、どうやって平和を実現したらよいのだろうか。
何気なく見た青い空。しかし、空が青いのは当たり前ではない。毎日不自由なく生活でできること、争いごとなく安心して暮らせることも当たり前だと思ってはいけない。なぜなら、戦時中の人々は、それが当たり前にできなかったのだから。日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切の一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから『平和』は始まるのではないだろうか」
安易に平和平和というだけでは平和は実現できない。
しかし同時に、原爆が何十万人という人の命を奪ったことに、怒りと悲しみを覚える。
愛子さまの苦悩と平和への願いは、深く共感するとともに、大多数の日本人の心情を理解したものだと思う。
しかし、ここでもう一段深く考察しておきたい。
できれば逃げたいです。この議論から。
でもそれは思考停止だと思うので、やっぱり歩を前に進めます。
愛子さまは、核武装についてはもちろん意見を言っていない。
政治的発言に踏み込むため、そんなことを言えるはずがないのは百も承知。
「どうやって平和を実現したらよいのだろうか。」
この一言にすべてが凝縮されている。
平和を実現するために核武装を実現する?
あるいは、平和を実現するために日本が率先して核兵器廃絶を唱える?
後者のような気もするが、前者だとしても、別に変ではない。
愛子さまはどちらの手段を取ったとしても「平和を実現」することを切に望まれている、ということだけはわかる。
核武装論と愛子天皇論
そこで、少し強引だが、この2つの命題を組み合わせ、4個のパターンの中から日本にとって最も最善の策は何か?を考察してみたい。
これはなかなかエキセントリックかもしれない。
しかし、最重要テーマである皇室と核武装について、あえて触れておくことで、今後の日本の未来を考える一助になるのであれば、私としてはとてもうれしい事なのである。
- 核武装しない×愛子天皇も実現しない
- 核武装しない×愛子天皇が実現する
- 核武装する×愛子天皇は実現しない
- 核武装する×愛子天皇が実現する
①核武装しない × 愛子天皇も実現しない
まず、日本が非核三原則を残し、皇室典範も女性(女系含む)天皇を容認しないパターン。
アメリカの核の傘は絶対に残さないといけないし、皇室も男系男子では続かないのでやがて滅びる。(→旧宮家男子を強引に連れてきても、国民の敬愛は1000%得られないので存在感がなくなるのは自明の理。よって滅びるも同然だと私は考える。)
皇室がなくなる。
これは、日本が共和制に移行することを意味する。
権威がなくなり、権力と権威を備えた大統領制への移行である。
さらにアメリカの庇護受けることが前提となるため、その大統領は、実質アメリカの傀儡政権となる可能性だっておおいにありえるのではないだろうか。
つまり、アメリカの51州目となる可能性がグッと高くなる、ということである。
核武装せずに愛子天皇も実現しないプランは、日本がアメリカ化することにより近づくことになるのだと、私は解釈する。
②核武装しない × 愛子天皇が実現する
①と同様、核武装しないのでアメリカの核の傘は絶対に必要、ということ。
それを残しつつ、皇室は女系女性天皇を容認することになるので、皇統は安定し皇室は守られる。
これはつまり、最も現実的な選択肢、ということになるのではないか。
ただし注意点がひとつ。
アメリカが日本を守ってくれることが前提となる。
日本政府は、相当の胆力と緻密な作戦が必要になるが、果たしてそのような力量をもつ政治家はいる(あらわれる)のか?
また、愛子天皇の誕生をアメリカは歓迎するだろうが、アメリカは日本を防衛する義務を負う代わりに、ディールの結果、愛子天皇を政治利用しようとしないだろうか?
アメリカの庇護の元、日本の存在価値や存在意義をどこまで維持することができるのかは、日本人にその胆力が求められるだろう。
石破茂にそれができるか?
私は残念ながらそれは無理だろうと考える。
なぜなら、首相になる前までは「女系天皇も議論から排除すべきではない」といっていたのに、あっさりと撤回したからだ。
③核武装する × 愛子天皇は実現しない
まず、日本が核武装する世界線は、アメリカによる核の傘がなくなっている前提となるだろう。日本が真の独立国家として世界に認められる、ということにもなる。
一方で、愛子天皇が実現しないということは皇室がなくなる、ということでもあるので、日本が共和制に移行することを意味する。
つまり。
日本の歴史上、これまで存在しなかった、権威と権力を兼ね備えたスーパー権力者となる大統領が日本の統治をすることになるので、今とは全く違う国家が誕生する。
国名も日本ではなく、新国家名となる可能性も大いにある。
新日本誕生!なのである。
新日!
これがどんな国家になるのか、全く想像することができないが、少なくとも子孫にそういった国を残したいか、と問われると、私は間違いなくNO、と答えるだろう。
④核武装する × 愛子天皇が実現する
さぁ、この選択肢。
難儀だ。
左からも"自称"右からも、ものすごい熱量
で批判されること間違いなし、だ。
め、めんどい。。![]()
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いや、だがちょっと待て。
アメリカの庇護を受けず、日本人が日本人の意思で日本という国家を守り、日本の伝統でもある皇室を安定的に続けていくことができるのは、この選択肢がベストなのでは?
そりゃ核兵器がなくなったらそれが一番理想。
私もそれが一番いいです。
でもそんなことは、世界の強権国家を見ていれば不可能
であることは、一目瞭然。
誰がプーチンや金正恩、習近平やネタニヤフ、そしてトランプに核兵器を捨て去ることを決意させることができるん?
その前提に立つと、核兵器を持つことが最悪なのではなく、核兵器が使われるのが最悪なのである、という考えに至るのではないだろうか。
だがしかし、この主張をすると、核兵器に敏感に反応する多くの日本人と、ごく少数だがノイジーな"自称"右寄りの人、両方からものすごく反対され、やがてそのような主張をする気がなくなってしまう、というのが、日本の今の構造なのである。
そりゃね。
愛子さまをはじめ、原爆の悲惨さを見た日本人は、核兵器に嫌悪感を持つと思うし、それはみんなそうだと思うよ。
でも、核兵器を使うことと核兵器を持つこと、これはやっぱり区別するべきなんじゃないかね?
使わない核を持つことに意味はあるのか?
私は、ある、と考え始めています。
使わない核と愛子天皇の組み合わせがベスト
私の中での現時点でのベストな回答は、
④ 核武装し、愛子天皇が実現する、です。
こういうと、愛子天皇を求める人からも、
「安易に核武装するとか言うな!」
と言われるかもしれません。
核兵器には嫌悪感を持つのが、日本人としてまっとうな心情。
そう仰るお気持ち、ごもっともです。
私だって少し前まではその考えでした。
トランプが現れるまでは。
アメリカが日本を守らない可能性、それまでもなかったわけではないですが、どこか夢物語のようにも思っていました。
しかし、その可能性を公言する大統領が現れたのです。
愛子さまもこうおっしゃいます。
「どうやって平和を実現したらよいのだろうか。」
私は、使わない核を持つことは、現実的な選択肢の一つではないか?と考えるようになりました。
その選択肢があるのであれば、愛子天皇と核武装の両方が成り立つ日本こそが、世界平和の象徴になるのではないか?と思うに至っています。
今の所。
他の選択肢、ありますでしょうか?
ぜひ皆さんのご意見を聞かせてください。
核武装論と愛子天皇論。
この二つは遠い未来の話ではなく、あと数年以内に決着をつけなくてはならない、時間的猶予がない問題です。
日本人は、この問題にもっと真正面から議論しなければいけないフェーズに入ったことをもっと理解するべきだと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。

