愛子さまが皇太子になるべき100の理由
No.62
いよいよGWも明け、国会での論戦が始まります。
そんな中、毎日新聞に続き、朝日新聞も社説を打ち出しました。
ざっくりまとめると、以下の通りです。
- 有識者会議の2つの案はひどく国民の意識とは隔たり大
- 悠仁さまへと続く継承順を変更するのは非現実的
- 男系男子を守るのが「国民の総意」といえるのかは疑問
1と3は良いです。
ただ、2がひどい。
朝日新聞よ、意味が分からんぞ。
有識者会議のクソみたいな案を全否定しているのはとっても素晴らしいのですが、油断してはいけません。
2は大問題なのです。
![TODAY'S](https://stat100.ameba.jp/ameblo/entry_designs/v1/sources/assets/limited023_heading.png)
皇嗣と皇太子の違い
さて、朝日新聞がいうような、悠仁さまへと続く継承順を変更するのは非現実的、というのは本当なのでしょうか。
皇室典範を改正すれば(国会の議決のみでできる!)、変更は可能です。
なのに、何が朝日新聞を風見鶏にさせているのでしょうか。
その理由の一つに、秋篠宮様が「立太子の礼」にて「皇嗣殿下」という立場になられたことを宣言をされたという事実があるから、があげられます。
先例のない不可解な儀礼ですが、「悠仁さまへの皇位継承」をゆるがせにしてはならない、とする安倍政権が無理やり実施した、疑惑だらけの儀式です。
前代未聞の「立皇嗣の礼」|「女性天皇」の成立|高森明勅 - 幻冬舎plus (gentosha.jp)
そもそも「皇嗣」とはどういう意味なのか。
wikiには
皇嗣(こうし、英: Crown Prince)は、皇室典範において、皇位継承順位第1位の皇族を指す呼称。現行の皇室典範では皇嗣のうち、天皇の皇男子には「皇太子(こうたいし)」、天皇の皇孫には「皇太孫(こうたいそん)」の称号を付している。
とあります。
つまり、広い意味での皇位継承順位第一位、という意味ですが、「皇太子」「皇太孫」「皇太弟」のような確定した立場、という意味ではありません。
これを裏付けるのが、皇室典範第8条です。
皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。
言い換えると「跡継ぎである天皇の子を皇太子と呼びます」ということです。
「皇嗣」は特定の人を指し示す固有名詞ではなく、「天皇の地位を嗣ぐ者」のという意味です。
皇太子もまた「皇嗣」です。
例え話をすると、皇后さまがこれから男子を出産されると、その男子が皇太子となり、皇嗣は変わります。
つまり皇太子と比較しても皇嗣は不確定=暫定的な立場、という事です。
秋篠宮家のご意思は?
国民が愛子さまの立太子を求めていることは明白なのですが、肝心の秋篠宮家の皆様のご意思はどうなのでしょうか。
憲法にも記載がある通り、皇族には国政に関する権限を有していないことから、直接の発言はありませんが、過去の発言や行動から類推しておそらく、秋篠宮家としても愛子さまをサポートする立場として考えているものと思われます。
論拠は↓のブログでも書きました。
秋篠宮家は、皇位は愛子さまに継承されることを前提に考えられているのではないか?と考えます。
これがもしそうではなく、
「悠仁さまが天皇になる前提で教育している。」
「悠仁さまのモチベーションが高い」
「天皇にならないとなると傷心する」
なのであれば、私も一定の配慮が必要なのでは、と思わざるを得ません。
しかし、言動をみていると、全然そうは思えないのです。
傍系として全力でサポート役に徹することが、皇室としての意志なのであれば、それは何よりも尊重すべき、だと思います。
(逆の場合もしかり)
皇太弟にならなかった秋篠宮さま
そもそも、秋篠宮様がモチベーションがバリバリ高いのであれば、「皇嗣」ではなく「皇太弟」になったはずです。
皇太弟は、皇太子と同様、次の天皇が確定したお立場です。
そうならなかったのは、やはり、自分が皇位に就く必要はないと考えている、と推察する方が自然です。
そしてこのことは、自身が皇太弟を経由して天皇となったあと、自身の嫡男である悠仁さまへ継承することを絶対だとは考えていない、何よりの証拠だと考えます。
愛子さまが皇太子になるべき理由 その62
秋篠宮家は、皇位を継承する準備は整っていない。
一部の国民(10%以下)に気を使い、時の政権にむりやり「立皇嗣の礼」を実施させられた可能性が濃厚であり、モチベーションは低いと考えられる材料が揃っている。
むりやりやっていただくよりも、ご本人が望む「傍系としてのサポート役」に徹してもらう事こそが、明るい皇室、明るい日本へとつながるのではないだろうか。
ゆるがせにしてはならないのは、悠仁さまへの皇位継承の道ではなく、未来へ脈々と続く皇室への道なのである。