PMS(月経前症候群)の治療に、ぶっちゃけいちばん改善効果があると予想していました![]()
低用量ピル(ホルモン剤の一種です)
だって、避妊に効果がある薬ですよ![]()
その効果は絶対的でしょう![]()
たぶんそう考えている人も多いのではないでしょうか
そして同時に…
効果の強い治療法だからこそピルって副作用が怖い![]()
まだ、強い薬を使いたくない。。。
と考えるのも自然ですよね?
確かに、ピルは女性の体の中で強く作用します。
そして、色々な副作用があり、副作用で死亡した例もあります。
でも、世界中でピルを日常的に服薬している人はとても多いんです。
女性主導で行える避妊として、避妊の第一選択肢となっている地域も広くあります。
そんな女性たちが、ピルの副作用におびえているかというと、実はそうでもないんですよ![]()
女性の地位が低いイスラム教国では、避妊リングともにかなり浸透しているそうです。
アメリカなどでも、彼氏持ちのティーンエイジャーがあたりまえのように服用しています。
ピルが万人にひどい副作用がある薬ならば、たぶんこれほどまでに広まっていない
はずです。
ピルを味方につけて、つらいPMSとおさらばできるならば、それはありがたいことですよね?
ピルについて具体的に見てみましょう
☆ピルってどういうもの?
女性ホルモン剤の一種です。
避妊を目的として、女性本人が経口摂取するお薬です。
主に「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」という2つの女性ホルモンにが配合されています。
卵胞ホルモンは「エチニルエストラジオール」という成分です。
黄体ホルモンは4種類のいずれかひとつの黄体ホルモンが含まれています。
「ノルエチステロン」「デソゲストレル」「レボノルゲストレル」「ドロスピレノン」。
黄体ホルモンの種類によって、「第1世代」「第2世代」「第3世代」と呼び分けられます。
もし、過去にピルで強い副作用を経験した方も、じょじょに副作用の少ない黄体ホルモン
処方へと世代交代し改善しているそうですので、違う世代のピルを試すのも方法です。
それらの成分よって体を「すでに妊娠している」と勘違いさせることで、新たに排卵させない
ようにします。排卵がなければ妊娠ができませんので、避妊できるということです。
(ですので飲み始めたばかりや飲み忘れで、すでに排卵してしまっている時は
避妊効果はありませんので注意が必要です。)
体の中で女性ホルモンが欠乏して起こると考えられる疾患の治療薬としても処方されます。
また、ピルを服用して排卵がなければ生理も起こらない為、
月経前の不調であるPMSも起こらないと考えられるのです。
(定期的な休薬期間に消退出血は起こりますが生理とは別物です)
じゃあ結論出てるじゃない!
「生理がなかったらPMSは無くなるよね」
…それはYesでもありNoでもあります。