ヅラとの別れ | 天から降った災難ー卵巣癌になって

天から降った災難ー卵巣癌になって

2009年1月、腫れた卵巣を切ったらガンが見つかった。Ⅰaが術中の破綻でⅠc期になり、抗ガン剤治療を余儀なくされました。
2010年4月には、まさかの乳ガン告知。
二年連続で抱えた病気に悲鳴を上げながら、何とか暮らす日々。

5日、乳腺科に行ったとき、日数限定でウィッグの寄付を募っているのを知りました。被災地の病院に送るためです。一昨年、かつらをはずしたとき、そのままゴミ箱に直行させようとしたのですが、やはりためらわれました。何しろケア用品含めて十万近くする代物だったからです。それに、再発だって考えられるし…。きれいに手入れして、ケア帽子やお手入れ用品と共に天袋にしまいました。去年病気したとき、また出番かと思ったら、幸いにも使いませんでした。

今年、寄付の話は何度か聞きましたが、やはり決心できませんでした。サイハツスルカモ…。って、どうしても思ってしまって。今回、ためらわずに送りました。ここのところ、髪型を変えてしまったので、いざとなってももう使えない、と判断したからです。もちろん、「いざ」がないことをひたすら願いますが…。綺麗にしまっておいてよかった!これが誰かの役に立ちますように。若い頃はよく「これじゃあダメじゃん。」と自分をしかってたけど、最近はよく思います。

「これでいいのだ…。」