「UV TOPCOR 53mm F2 」はTOPCCON(東京光学)が1960年代に製造していたフィルム一眼TOPON UNI(トプコン ウニ?)のレンズです。
前回”カスタムおじさん”コト私の兄にこのレンズ用のマウントアダプターを作らせたので今回はレンズの分解掃除をやってみます。
マウントアダプターの製作記事はコチラ↓
今回の個体は経年劣化によるレンズのカビと汚れグリスの変質が見られましたが概ね良好な状態でした。マウントアダプターの材料になったボディ側もキレイな状態だったので以前の持ち主の方は大事に使われてたみたいです。
分解掃除開始です。銘板を取ってフォーカスリングに繋がるネジを外すとレンズユニットと絞り羽の一式が取り出せます。
UV TOPCORは絞り羽をカメラ側のマウントで操作するので、後ろは羽を動かすアームとスプリングのみになりますが組み戻しが戻すのがややこしかったので動きに問題がなければそのまま掃除するのが良いかもしれません( ̄▽ ̄;)
フォーカスリングを外したらグリスを新しくする為に古いグリスを除去します、劣化で変質したグリスは作動の邪魔になるので溝に固着しているものも地味に取っていきます。
絞り羽回りに染み出たグリスも除去していきます。絞り羽の構造はメーカーごとに違ってくるのでいつも苦戦してます(^_^;)
もちろんレンズも磨きます。
掃除が済んだらグリスを塗って各部の作動確認をしながら組み戻して完成です。
試し撮り
感想
東京光学のレンズは初めて分解しましたが独特の構造で面白かったです。写りは評判通りで高画素時代でも遜色なく使える解像度のTOPCORをこれから楽しんでいきたいです。