月刊ブリージングストレッチ令和6年4月号・・・・4月はお腹の季節 | 「チンパンのブログ」

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(お腹こそ身体の中心)

 骨格の中心は骨盤ですが、『生命』と言う観点からは『お腹』こそが身体の中心です。お腹の不調やケガは死につながる場合さえあります。

 4月はお腹の季節です。この時期は多少の下痢をするくらいの方が健康です。しっかりお腹を整えましょう。

 

 

 胴体は『胸』と『お腹』に大別されますが、胸=胴体上部は氣体、お腹=胴体下部は液体が入って来る場所と言う具合に役割りが決まっています。

 

 胸にある肺や心臓は横隔膜に遮られてストップしますが、胃腸は骨盤の中まで下がって来るので、女性は生殖器まで圧迫されます。

 腸が下垂すると、鼻水も垂れやすくなります。

 

 

 基本のお腹伸ばしのストレッチで腰が痛くなる人は食べ過ぎです。

 食べる量をコントロールすることも大事ですが、もっと大事なのは食べる時間帯です。

 夜の10時以降に食べた物はすべて血を汚します。お米でさえ例外ではありません。

 

 唯一汚さないのは果物です。チンパンは仕事で夜遅くなった時は、果物で済ませることが多いです。

 『温かいご飯が食べられない』と不満を持つのと、『酵素断食するチャンス』と捉えるのでは、脳のストレスが違ってきます。

 

 果物は水分が多いので、夜食べ過ぎると、睡眠中に尿意で目覚めやすくなる と言うデメリットもありますが。

 

 

 特に腰痛や膝痛など、下半身に不調を抱えた方は、夜の食事の時間を出来るだけ早くすることをおススメします。

 

 その上でワイパー体操をたくさんやりましょう。

 定番の体操ですが、骨盤、腰椎、胸椎、頸椎の捻じれを取ってくれるので、多くの痛みが軽減することが期待できます。

 痛みが出るのは身体のどこかが捻じれているからです。歪んだだけでは痛みません。

 

 教室ではワイパー体操は時間の関係で2セットが限度ですが、『毎日7セットやると相当痛みが楽になる』と古久澤先生はおっしゃっています。

 

 ただし両膝の角度は直角に保ってやらないと、効果が薄くなります。足が床に着かなくてもいいので、正しい角度で行いましょう。

 

 

 ワイパー体操は股関節の動きも良くしてくれます。股関節は排泄の急所です。生活習慣病とは、消化不良・排泄不良の別名です。

 代謝が良く成れば、自然に健康に向かいます。

 

 そもそも股関節の位置を知らない人が多いです。股関節はヒップジョイントと言われるように、体側から見るとちょうど前後の真ん中にあります。

 前から見ると左右の脚の付け根の真ん中です。

 まずは正しい股関節の位置を脳に認識させましょう。

 

 

(お臍)

 身体の中心はお腹ですが、 お腹のそのまた中心がお臍です。

 

 お臍は神闕(しんけつ)と言う任脈上にある重要なツボです。下痢など消化器系の不調に効くと古来言われています。

 

 ひねくれ者のことを『へそ曲がり』と言いますが、骨盤が捻じれると本当に臍が捻じれます。だから『へそ曲がり』は本当です。

 人は身体が捻じれると、闘争的かつ疑い深くなるからです。

 

 

 へそ曲がりを治すにもワイパー体操が有効ですが、もっと手軽に出来る体操があります。

 

 肩幅の広さで立って、両足のつま先を左・真ん中・右・真ん中・左と動かします。この動きを何度もリズミカルに繰り返します。

 この時、顔と骨盤は正面に向いたままです。捻じれが酷い人ほどつま先の動きに身体がくっついてきます。

 続いて踵を同じように左・真ん中・右・真ん中・左と繰り返し動かします。同じく顔と骨盤は正面に向けたままです。

 

 左右でやりづらい方向がある筈です。つま先・踵でも差があります。それが自分の歪みです。全方向に均等に出来るようにしていきましょう。へそ曲がりも治って行きます。

 

 

 お臍には五臓の状態が表れるので、五臓が乱れるとお臍も歪むと言われています。

 五臓を乱すのは、主に食=五味の乱れです。酸味・苦味・甘味・辛味・しょっぱい=肝・心・脾・肺・腎に対応しています。

 

 日本人は甘味の摂り過ぎで消化器系が疲れている人が多いです。一方、苦味が不足しているので、お茶などで意識的に摂るとバランスが取れます。

 

 ちなみにブリージング酵素には五味が全部入っています。酵素の材料は64種類前後が適当です。ビジネスだと何百種類も入っていることを売りにする商品もありますが、西洋的発想です。種類が多ければいいと言うモノではありません。

 

 昔、厚生省は『バランスが取れた食生活のために、1日30品目摂ることを目指そう』と推奨していましたが、近年言わなくなりました。

 1日30品目も食べると、栄養過多になり、消化も混乱します。

 

 

 ちなみに易経の八卦の数は64です。礒谷式(いそがいしき)と言う股関節修正を重視する整体では、股関節の歪みを64種類に分類しています。奇しくも八卦と同じ数です。

 

 専門分野を徹底的に追求していくと、八卦=宇宙の法則と自然に一致していくということかも知れません。

 数はパワーを持ちます=数霊(かずたま)。

 

 

 お臍は間脳とも深い関係があるとされています。『臍は神の座』と言う人さえいます。

 

 

(胃)

 昔の日本人はお腹に対する感覚が鋭かったので、肚にまつわる言葉がたくさんあります。肚が座っている、腹黒い、腹芸など。

 

 神道でも、お腹には和魂(にぎみたま)と言う魂があると説いています。いわゆる『徳』です。

 武士が、身の潔白を証明するために切腹したのも、肚をさらけ出すという意識からでした。

 

 

 現代日本人は、身体に対する感覚がかなり鈍くなっていますが、『腹が立つ』と言う表現は今でも普通に使います。

 実はこの時、本当に胃が立ちあがっています。

 

 『胃をイメージしてください』と言われた時に、縦長の胃を想像する人は、いつも怒っている人です。

 胃は横長=寝ている状態が正常です。

 

 日本人は緊張すると胃が痛くなります。胃はそれだけ繊細な臓器なのです。

 なぜか仮病でも『お腹が痛い』と演技する人が多いです。西洋人は心臓=胸に来る傾向が強い。

 

 これほど胃に対する感覚が強いのは、日本人が氣に敏感な証拠でもありますが、考えすぎになりやすい面もあります。

 

 

 五臓の中で、胃が一番頭がいいのです。美しいとか、ありがたいなど、良き言葉に反応します。他の内臓は言葉には余り反応しません。

 それだけに胃は悪い言葉にも反応しやすい。クレームを受けると真っ先に胃に来ます。

 

 良い言葉を使う習慣をつければ、胃が喜びます。波動も変わるので、悪い言葉を使う人と縁遠くなります。

 

 

 胃を元氣にする体操は、正座お仰向け寝万歳です。下がっていた胃腸が上がるので、消化力が回復します。

 胃経・脾経も刺激されます。

 太腿前面のコリも取れて行きます。大腿四頭筋が固くなるほど肋骨の動きが悪くなるので、身体全体の動きがどんくさくなります。大腿四頭筋が首や肩を引っ張るので、首のコリや肩こりの原因にもなります。

 

 正座仰向け万歳は、食後すぐやっても構いません。むしろ消化が良くなるので、やった方が良いくらいです。

 食べ過ぎると大腿四頭筋はあっという間に固くなります。正座仰向け万歳のやりやすさはひとつのバロメーターです。

 

 

 消化力を高めるには、体側を刺激することも必須です。

 肩幅に立って、左右の体側を交互に伸び縮みさせます。膝は伸ばしたままです。

 右の体側が伸縮すると、肝臓がマッサージされます。

 

 左側は消化器です。消化力がアップすることはもちろん、肝臓が元氣になります。

 

 肝臓は『沈黙の臓器』と呼ばれるほどタフな臓器ですが、実は肝臓のストレスを胃が肩代わりしてくれている面もあります。

 胃が痛くなることで肝臓を守っているのです。

 

 五行説でも、『木(肝)が土(消化器)を克する=犠牲にする』とされています。肝臓の疲れを取ってあげると、間接的に胃も回復します。

 

 

(お腹から大安心が生じる)

 90年代に『脳内革命』と言う本がベストセラーになりました。当時は脳内ホルモンの秘密が次々に解明され、脳内ホルモンへの期待が異常に高まっていたと時代背景もあります。

 

 しかし腹脳(ふくのう)と言われるように、お腹は脳の親です。腸も腎も脳の親です。ホルモンは脳からも出ますが、お腹からもたくさん出ます。

 

 コレストキニンは十二指腸から出るし、アセチルコリンはお腹からも出ます。どちらも消化器系と関係が深いホルモンですが、『安心のホルモン』でもあります。

 イライラ・ソワソワが消えるだけでも健康に向かいます。

 

 メラトニンは若返りと不眠解消のホルモンです。以前ブームになって高い健康食品が売れましたが、16時間酵素断食して背骨を動かして熟睡すれば、体内から出ます。自前のホルモンの方が効きます。

 

 VIPという消化促進ホルモンは、内臓=平滑筋をリラックスさせるので、骨格筋も緩みます。

 

 他にもまだまだありますが、仏教で言う悟りもホルモンと関係があるのではないかと言う説もあります。

 仏教では安心を越えた大安心(だいあんじん)を目指します。心に何も引っ掛かりがない=心無罣礙(しんむけいげ)の境地です。

 

 

 海外のVIPは、大金持ちなのに心理カウンセラーを雇うほど不安を抱えた人が多いそうです。頭だけでつくったしあわせは、皮膚感覚を伴なっていないので脆いです。

 本当の安心感は肚の底から湧き上がって来ます。

 

 

(巡らせる)

 排泄力と消化力を高めたら=要らないモノを捨てて、必要なモノを吸収する、最後は入れたものを巡らせる段階に進みます。

 すべてに共通して必要なのは、体温を高めることです。

 

 右片膝立ちの左親指反らしでお辞儀をして、左肩甲骨を引き剥がします。

 続いて右片膝立ちで左手首を折って下げます=左肩甲骨を締める。

 右肩甲骨も同様に行います。毎日何セットかやっていると、基礎体温が上がって行きます。

 

 

 その上で、内部の流れを刺激する体操を行ないます。

 うつ伏せ寝で両膝を直角に曲げて足裏を天井に向けます。両足はくっつけます。

 右足裏は天井に向けたままで、左足だけ円を描くようにして動かし、床に近づけます。

 ほとんどの人は左足が中途で止まってしまうか、右足もくっついてきます。

 

 股関節周辺のリンパの詰まりと、小腸の癒着が原因です。

 

 パートナーに左足を床に着けてもらい、右足が動かないようにキープしてもらうと効きます(決して無理しないように)。

 

 仰向け寝で両手万歳。足は肩幅に開き、つま先を浮かせます。

 円を描くようにして、片足ずつ胸に向かってゆっくりと引き付けます。足は脱力させ、骨盤を丸める動きと、お腹=腸腰筋で引き付けます。

 足首が直角に曲がっていないと腸腰筋が動きません。引き付けては床に戻しましょう。

 

 左右やったら最後は両足同時に行います。

 

 この2つの体操は地味ですが、動きの質を高めるので、武術やスポーツに必須です。免疫や内部循環も高まります。

 『スーパーボディ』とは、見かけの筋肉隆々の身体ではなく、内部の流れが抜群に良い身体のことです。

 

 もちろん、内部の流れが良く成れば、外見もたくましく、しなやかに、美しくなりますが。

 『氣、流れる身体』を目指しましょう。

 

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(虎徹のワン!ポイントコメント)

 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。

 写真は、桜の下でご機嫌なボクです。

 

 桜は短期間に満開に咲いて、潔く散って行きます。何も宣伝しなくても、大勢の人が見に来ます。集客の極意ですね。桜から学べることは多いです。

 

 桜を見るだけで元氣が貰えます。身体が整っている人ほどそうです。

 

 色にも力があります=色霊。桜のピンクは若返りの色です。

 同時に性欲を高める色でもあるので、男性はほどほどにしましょう。ピンク産業とはよく言ったモノです。

 

 

 それはさておき、花=自然は毎年同じように咲きますが、人は(犬も)年々少しずつ変わって行きます。

 

    Year after year, the flowers are alike, year after year, people are not the same.

 年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず 。

 

 すべては生成発展の中にあります。自然の勢いを借りて、良き方向に変わって行きましょう~。  

 

 

                                                つづく

 

                                 次回更新は4月21日予定です。