(内転筋)
8月は極陽の季節ですが、建物や乗り物の中はエアコンが効きまくっているので、身体が冷えます。
冷たいモノも摂り過ぎになりやすいので、お腹が冷えます。
夏にため込んだ冷えの影響は、秋以降に出てきます。
内腿とお腹は関連が深いので、内腿=内転筋をしっかり使って、あげることが、お腹の冷えの予防になります。
蹲踞(そんきょ)からの片足開脚が手軽に内腿を刺激できます。しっかりと膝を伸ばして踵を突き出すことがポイントです。
余裕がある人は前屈し、更に余裕があったらつま先を倒したり、立たせたりを繰り返しましょう。
エアコンの冷氣で縮んだ内転筋が伸びてきます
流水(りゅうすい)と言う氣功の鍛錬法も、内転筋を強化してくれます。
腰幅に立って、左膝を曲げて深くしゃがみます。踵は浮かせてつま先立ちになります。
左股関節で地面を捉えた状態です。
右足は膝を伸ばして伸ばします。足裏は床に完全につけ、つま先を右に向けます。
左手は肘を深く曲げて、左耳上に構えて拳を握ります。
右手は右膝の上で肘を伸ばします。
ここから真横に腰を動かし、右の股関節に乗って、左右完全に対称の形になります。
この動作を繰り返します。
腰は同じ高さで水平に動かしますが、足腰が弱い人は最初は若干浮かせても構いません。
流水のように粘り強い足腰になります。
左の股関節に乗った時には、左手から右手に向かって氣が流れます(氣は流水のように、高い方から低い方に流れる)。
流水は自分の歳の数だけ、氣持ちよく出来ることが、最終的な目標です。決して無理はしないでください。
内転筋が強くなります。内腿には肝経が走っています。
肝経の通りが良くなると、肝臓の働きも活性化し、体温が上がりやすくなります。冷えの存在を許さない身体になります。
大腿四頭筋のように目立つ筋肉は陽性です。見栄えはいいけどすぐにバテます。
内転筋は目立たない陰性の筋肉ですが、容易にバテません。
精神的にも、内転筋が発達している人は、しあわせを感じるハードルが低くなり、不幸を感じるハードルが高くなります。
大腿四頭筋だけが発達すると、逆になります。どちらが生きやすいかは明白でしょう。
大人の話として、不感症も内転筋が弱いとなりやすいです。内転筋は重要な筋肉です。
(陽中の陰)
毎年書いていることですが、8月は一番暑い月ですが、お盆があるので陰=あの世のエネルギーがかぶさってきます。
80年前の日本は8月に色々あったので、そのときのエネルギーの影響が、いまだに残っているといいます。
陰陽で言うと、過去はもう確定しているから陽です。過去に起きた事実は変えられません。
未来はこの先どうなるか分からないので陰です。しかし、現在も未来も、過去に起きた出来事の影響を受けます。
個人レベルでもトラウマが足を引っ張りますが、民族レベルのトラウマというものもあります。
お盆の時期は、先祖に想いを馳せ、心静かに過ごす時間を持ちましょう。
お墓参りもいいですし、瞑想の時間を多めに取りましょう。
瞑想も色々ありますが、氣入丹田法が一番安全です。
息を吸うときに「氣持ちが」と内言し、下腹部に向かって息を吐くときに「落ち着いている」と内言してもよいです。
自律訓練法の応用です。
「いつでも座れば落ち着く」と内言することも有効です。
陰は常に陽を飲み込みます。身体は目に見えるから陽で、心は目に見えないから陰です。
目に見えない心が身体を動かします。
同時に心の安定を支えるのは身体です。身体に歪みやコリがあると、瞑想してもなかなか心が鎮まりません。じっとしていること自体が苦痛になります。
本当は氣持ちよく瞑想できる身体をつくるために、体操をするのです。体調がよくなったり、痩せたりすることは二次的な効果なのです。
(笑い)
陰のエネルギーがかぶさってくる時期は、特に微笑みを忘れないようにしましょう。
微笑みは仏教用語です。「いまは悲しいけれど、明日はきっとよくなるから、耐えよう」という想いを秘めた静かな笑いです。仏像のアルカイックスマイルです。
微笑みは鼻呼吸でないとできません。鼻が詰まっている人、頸椎に歪みや詰まりがある人は、鼻呼吸ができません。
笑う動物は人間だけです。赤ちゃんは教えなくても笑顔になります。本能です。
観音経も、「人に恨まれている時に、観音様を思えば、跳ね返せる」と書かれていますが、笑っていても跳ね返せます。
地蔵菩薩の「オン カーカーカービ サンマエイ ソワカ」の真言の、「カーカーカー」は「ハハハ」と言う笑いを表します。
人間はずっと笑わないでいると、確実に不幸になれます。
への字口の人でも、頭蓋骨は口角部が上がっています。顔や首の筋肉に緊張やマイナス感情が溜まっているから、口角が下がって仏頂面になります。
咬筋や側頭筋、胸鎖乳突筋などが関連しています。片噛み癖も影響します。
アカンベー体操=両手の人差し指を口角に引っかけて口を広げ、舌を思い切り伸ばす 体操で、口周りの筋肉の緊張を取りましょう。
現代人は胴体と顔の筋肉が運動不足になっています。顔の筋肉をたくさん動かすと、マイナスの情報とエネルギーが排せつされて、トラウマが消えていきます。放っておくとボディにまで影響します。
アカンベー体操は舌をたくさん動かすので、舌の筋肉も鍛えられます。現代人は舌の筋力不足で、舌が口の中で落っこちている人が多いです。それも鼻呼吸の邪魔になります。
ちなみに、食後30分は舌で歯をなめ回すと、虫歯や歯周病の予防になります。歯を磨くのは、その後です。食後すぐに磨くと歯はキレイになりません。
片噛み癖には骨盤の歪みも影響しているので、骨盤を修正しないと根本的には治りません。
ワイパー体操が効きます。苦手な側を多めにやりましょう。
片足ワニのポーズで右足を外転させた時に、左のお尻が浮いてくる人ほど、左の骨盤と股関節が歪んでいます。
左のお尻を浮かせないように意識することで、歪みが修正されていきます。
断食で大量の便を出すと、下腹部が柔らかくなって骨盤の歪みも取れます。
(胸鎖乳突筋)
筋肉はその人の履歴書です。古久澤先生のような元整体師・整体師には、筋肉の表情が見えるそうです。
口では「大丈夫です」と言っていても、その人の筋肉が悲痛な表情をしているとヤバいとのこと。オーラとはまた別の話。
特に胸鎖乳突筋はストレス指標筋です。生きるのが面白くない人ほど、首筋が固くなります。
アイ~ン!で顎を左右に転がすと、顎の筋肉はもちろん、胸鎖乳突筋も刺激されます。肘を床と垂直に保つほど効きます。
歯を食いしばる癖がある人ほど、胸鎖乳突筋と前腕の筋肉が固くなります。
首の筋肉は腕の筋肉とも関係しています。ただでさえ現代人は腕の屈筋ラインが過緊張で短縮しているのに、更に腕の筋肉が縮みます。すると肩甲骨が前に引っ張られて寝てしまいます。いわゆる猫背です。
猫背は呼吸も浅くなり、肘の具合も悪くなりやすい。肘の具合が悪い側の内臓に不調が出やすいなど、いいことはありません。
雑巾がけで背中が丸くなる人ほど、人生に満足していません。
ブリージングストレッチの基礎は形にこだわりません。筋肉の緊張をほぐすことが目的だからです。しかし、雑巾がけだけは正しい形=平らな背中を目指しましょう。
胸鎖乳突筋は腸腰筋と兄弟です。腸腰筋はハラワタの更に奥にあるインナーマッスルなので、直接触ることはできません。
しかし、胸鎖乳突筋に全部出ています。胸鎖乳突筋の緊張を取ることで、腸腰筋も間接的に整います。
胸鎖乳突筋が固い人は、胸椎上部の動きも悪くなります。自由の定義には色々ありますが、身体をベースに言えば「胸椎上部が動かない人」ほど不自由な人生になります。
健康面でも、能力の面でもブレーキがかかるからです。
そういう人ほど、首から上だけで考えて「自然に動く、自然に生きることが大事だ」などと主張したがる傾向があります。不自由・不自然な身体を基準にした思考だから、不自然になるのに、その自覚さえありません。
完全に首から上と下が分離しています。観音経の七難のひとつに、刀杖難(とうじょうなん)があります。刀で首を斬られる災難のことです。
しかし、現代人は自分で自分の首を切断し、頭とボディをケンカさせています。
暑さで首をアイスパックで冷やす人も居ますが、首から冷えを入れると身体がおかしくなりやすい。
蒸しタオルを首に当てた方が安全です。首もほぐれて楽になります。
(リンク)
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(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。
写真は、オヤツを食べてご満悦なボクです。嫌なことがあっても、オヤツを食べている時は全部忘れます。
女優の由美かおるさんは、長年呼吸法を実践しており、本も何冊も出しています。その中の1冊に、
「人生色々あるけれど、せめて呼吸法の稽古の時だけは、明るい表情でやろう」と書かれているそうです。
若き日の古久澤先生は、このフレーズに大きな感銘を受けたそうです。
最近はスマホが情報源で、本を読まない人が増えています。でも、やはり本はいいですね。読者の人生に大きな影響を与えることがあるからです。
体操や氣功、瞑想のときに、暗い表情・きつい表情で稽古すると、マイナスの事象を引き寄せやすくなります。
緩んでいるから、表情にふさわしいモノを招いてしまいます。
「いやなことが忘れられない」と悩む人が多いですが、無理に忘れようとする必要はありません。
稽古の時だけは、横に置いておけばいいんです。
明るい表情の稽古を積み重ねることで、自分が成長していけば、自然に忘れられます。
「忘れたい」と強く願うほど、その事象に執着しているので、余計忘れられなくなります。このパラドックスに氣づいてください~。
つづく(次回記事更新は8月16日予定です)
















