「チンパン」 ブリージングメソッドを分かりやすく伝えるため、日々猿知恵を絞っている。
「杏子(あんこ)」 長年にわたってチンパンの問答相手をつとめる。もはや腐れ縁と諦めているようである。
「虎徹(こてつ)」 ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペット・柴犬オス。
記事を知的でキュートなコメントで締めてくれる。
「2018年の過ごし方のポイントを教えてください。
特に前回の記事に、
『過去のマイナス感情は、年を迎える前にリセットしよう』と書かれていました。
でも、私にはどうしても許せない人がいて、マイナス感情を捨てられないまま新年を迎えてしまいました。
こんな私でも、2018年を良い年に出来るでしょうか?
あしたはどっちだ?」
「みなさま、あけましておめでとうございます~!」
「本年も『チンパンのブログ』をよろしくお願いいたします」
「2018年の干支は犬。犬は騒々しく吠えて駆け回るから、慌ただしい一年になりそうだよね。
九星氣学では九紫火星(きゅうしかせい)。大きな変化が起きやすい年。
でも大変=大きな変化 だから悪いことじゃないんだよね。
その変化に乗っかって浮かぶ人も居れば、沈む人も居るだけの話」
「数霊(かずたま)的には2018=2+0+1+8=11=1+1=2。
2は対立・調和を意味する。対立を取るか、調和を取るかで大きく運命が分かれる。
もちろん調和の方がいいに決まっている。
過去のマイナス感情がいまだに捨てられない相談者さんは、のっけからハンディを抱えてレースに挑むようなもの」
「でも、氣功的には2月4日が本当のお正月だから、まだ間に合うよね。
1か月近くあるから、毎日40分くらいスワイショウをやれば、結構マイナス感情=邪氣を捨てられちゃうんじゃない?
スワイショウを知らない読者さんのために、改めて解説すれば、肩幅に立って、両手をブラブラ振り続けるだけの氣功だよね。
視線はまっすぐ遠くを見つめ、アゴを引き、膝は軽く曲げちゃう。足先は並行。
前に上げる時の手の高さは、ミゾオチの位置が上限。
意識としては、前に振る方に七分、後ろに振る方が三分。
腕の重みに任せて、何十分も振り続ける。頑張って力むと続かない。
ブラブラと振れば振る程、腕や肩の力が抜けて脳の緊張も緩んじゃう。
脳が緩むと、過去の色んな出来事が浮かんでは消えて行くけれど、それでマイナス感情が浄化されるって訳さ。
スワイショウは動く瞑想」
「もし事情が許すなら、時々川のそばでスワイショウをやると更に良い。左側が上流、右側が下流になる位置でやるのがベスト。
脳内空間は左から右に向かって時間が流れているからである。
左から右に向かって流れる水のそばで、スワイショウをやりながら、変性意識=瞑想モードに入ると、脳は『時間が速く流れて行く』と錯覚するのである。
だから過去のマイナス感情も速やかに消えやすい。ケガや病氣も治りが早くなる傾向がある。
もちろん、どのくらい変わるかは、その人のスワイショウの質・レベルによって違うけれども」
「これって、一種の禊ぎ(みそぎ)だよね。禊ぎは『水に流す』ってことだもん。
神道の祓詞にも、川で禊ぎをする描写が出てくるもんね」
「大祓にも禊ぎが出てくる。
早川=流れの速い川で禊ぎをすると、セオリツヒメと言う川の神様が、罪穢れを海まで持ち去ってくれるのである。
だから我が身は速やかに清くなる。このように、大祓には『時間の秘密』が随所に織り込まれている。
川が近くに無い人は、壁に川の写真を貼ってその前でやる、川音のCDなどをかけてやるなど、イメージを活用しよう」
「スワイショウをやり続けると、邪氣が捨てられるだけじゃなくて、顕在意識の自分と、潜在意識の自分が、だんだん手をつなぎ始めちゃう。
二人の自分は普段は仲が悪くて、ソッポを向き合っている。
そもそもお互いが嫌いで、潜在意識に分裂した訳だから」
「人と仲良くするためのコミュニケーション本や、セミナーはたくさんあるが、まず仲良くすべきは自分自身なのである。
他人を許せないのも、本当は自分を許せていないから。
他人を嫌うのも、真実は他人を通して自分を嫌っているから」
「もとはこちら ってことだね。
自分を許せないことが、病氣になったり、夢がかなわない最大の原因だって、古久澤先生の著書『しあわせを引き寄せるカラダ』のあとがきにも、書かれているよね。
自己信頼が出来ていない人は、人間関係でもトラブルに見舞われがち。
他人との関係は自分自身との関係の反映だから。
『自分は素敵だな~』って、勘違いできるくらいでちょうどいいよね(笑)。
慢心しちゃダメだけど」
「自己信頼を築くには、一つのことをずっと続けて行くとよい。
これを氣功では定(てい)と言う。
他人との比較に支えられた相対的な自信は脆い。イザと言うときにアッサリ崩れる。
一つのことをずっと続けてきた自信は、絶対的だから、容易には崩れない」
「これも、『ウサギとカメ』だね。
戌年で九紫火星の慌ただしい1年間を、周囲に振り回されずに乗り越えるには、『定』が必要だね」
「だからと言って、物凄い難行・苦行をやる必要はない。
それこそ毎日スワイショウをする でもいいから、何か一つ決めて続けよう。
凡事徹底(ぼんじてってい)=平凡でささやかなことを、徹底してやり抜く のが最強。
ところで『成功は、必然的に同量の不幸を引き寄せる』という説がある。
カリスマ・マーケッターの神田正典さんが提唱し始め、いまではすっかり定説になった感さえある」
「ブリージング的にはノー!だけどね。
成功が不幸を引き寄せるのは、やはりどこが間違っているだけだと」
「過去の自分を許せていない、否定している成功者は、確かに成功したあとに不幸を引き寄せる傾向がある。
どんな成功者でも、しょぼかった時の自分が過去に居る」
「いわゆる黒歴史ってヤツだね(笑)。
でも、その黒歴史だって、自分の一部だったんだもんね。
切り捨てた自分の陰に、やがて足元を掬われるかも?」
「もはや古典だけれど、松本清張の『ゼロの焦点』や、森村誠一の『人間の証明』は、まさしくそういうテーマを扱った社会派ミステリー。
誰にも言えない暗い過去を抱えたヒロインは、その過去を封印して、裕福な家庭の主婦におさまっている。あるいは社会的成功を収めている。
そんな彼女たちの前に、ある日捨ててきた『過去』を知る人物が姿を表す。
その過去を抹殺するために、犯罪まで犯すが、結局ヒロインは破滅する」
「まさしく自分の過去に復讐された訳だね。
本当にすごい成功者は、自分の過去も大事にしているし、隠さないもんね。
『初心忘れるべからず』って戒めには、そういう意味も含まれているんだよ」
古久澤先生のメルマガとブログに学んで、真の『自己信頼』を確立しよう。
(お知らせ)
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「自分の陰=シャドウコンプレックスは、全部背骨に出る。
だから体操や氣功の動功で、背骨を整えておくことは重要なのである」
「背骨の左右、ほぼ指の横幅一本分離れたラインには、膀胱経が流れているしね。
膀胱経も水の流れを司る経絡だもんね。『水に流す』ためには、背骨を整えることが重要」
「その意味でも、前屈は出来るだけ深く出来た方がよい。
背中を軽く叩いて貰うだけでも、邪氣が抜けて深く前屈できるようになる。
写真のように股関節から折り畳んで、お腹から胸までピッタリ太腿に着くのが理想」
「立位前屈なら、肘まで着いて正常。
人間のカラダは、本当はそれくらい前屈できるように出来ているんだって。
歪みや邪氣がブレーキになっているんだよね」
「チンパンも背中の柔らかさはまだまだ。修行します。オンショウゲンアクアクソワカ~!」
(お知らせ)
1月20日(土)10時半からのブリージング本院基礎クラスでは、『深い前屈ができる』ための骨盤修正法を多数ご紹介します。
1月21日(日)10時半からのブリージング本院基礎クラスでは、『風通しのよいカラダを創る』をテーマに行います。
身体の詰まりを取り除き、深い呼吸が出来るカラダになるための体操を行います。興味のある方は、是非ご参加ください。
(虎徹のワン!ポイントコメント)
ブリージングスタッフ・ふぐじろう先生のペットの虎徹です~。
本年もよろしくお願いします~。
写真は、初日の出を眺めて、一年の決意を新たにするボクです。
今年は戌年(いぬどし)。まさしくボクの年なので張り切っています。ワンワン!
過去の失敗や嫌な想い出を振り返って、
『何がいけなかっただろう?誰のせいなんだろう?』
と原因さがし・犯人さがしをするのは、もうやめましょう。
だって過去に起きた出来事そのものは変えられないんですから。
でも、今が本当にしあわせだったら、それにつながる過去は全部良くなってしまいます。
たとえば仕事で上司に厳しくしごかれたら、その時は鬼上司と恨むかも知れません。
でも数年後、バリバリ仕事がこなせるようになったら、
『自分が一人前になれたのは、上司が厳しく指導してくれたお蔭だ』
と感謝に変わるでしょう。
鬼上司が仏の上司になっちゃう訳です。つまり過去(の意味)は変わりました。
今が良くなって行くにつれて、過去のマイナスは少しずつ浄化されていきます。
これが氣功的な考え方です。
しっかり稽古に励んで、ワン!ダフルな年にして行きましょ~。
つづく