ご存知のとおり、クジラにはたくさんの部位があり、たくさんの名称が付いています。

その内の一つ。「尾の身」

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しっぽの近い部位です。
この部分の肉は鯨の肉の中で最高峰。赤身の中に細かい脂が入っています。それでいて歯切れ良く柔らかい。しかも、大型の鯨にしかない(ミンククジラには尾の身はありません)部位なのです。

美味しいです。わさび醤油か、わさび塩で。

それにしてもなぜ、お飲みにだけこれほどまで脂が入るのでしょうか。全身の赤身にはほとんど脂はありません。それは、鯨の泳ぎ方が関係しています。鯨はあの体の中で最も使う部分が尾びれなのです。だから、この部分に脂があるのです。
ちなみに尾びれの他に胸びれ?の部分もよく動かします。だから胸びれの根元の筋肉にも脂が入ります。鹿の子模様に脂が入ることから、「鹿の子」と呼ばれています。ただ、この部分は尾の身に比べ硬いのですね。
尾の身は大変貴重品で、市場流通価格も大変高い。滅多に食べられるチャンスはないと思います。
ぜひ、これを機にお召し上がりください。
赤身、さえずりとの盛り合わせでご用意します。

築地からは、トリ貝を入荷。

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まだまだ走りで、型は小さいのですが、殻付きトリ貝の美味しいさはちょっとほかの貝にはありません。初物です。

さらに安定の岡山のシャコ、宮城のシラウオとリッチなラインナップ。こっちの盛り合わせもいいですねえ。

その他、白子と百合根の卵とじ

蕗の薹とウドの天ぷら

牡蠣フライ

ブリ大根

などなど、まだまだ冬と春の中間地点。

お食事は

カツ丼

桜えびとパクチーの焼きそば

をどうぞ。

お酒は
岐阜県 鯨波 本醸造にごり酒

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鯨に合わせるならばこれでしょう。甘いオリをキリリと引き締めてくれるアルコール感がうまいお酒です。
ほかにも鯨波ありますので、ご相談くださいね。

では、今日も美味しいものご用意してお待ちしています。