ノルウエーの捕鯨船乗組員マインケは、その日の朝、覚悟を決めていた。絶対にシロナガスクジラを見つけてやる!と。
捕鯨船乗組員はみな目がいい。遠くにいる鯨をその潮吹きから見つけなければならない。
今回の航海で、マインケはまだ一頭の鯨も見つけられていなかった。ライバルで自分より年下のオリビエはもう、ナガスクジラを2頭、イワシクジラを3頭も見つけている。多くの乗組員が自分に冷ややかなまなざしを送っているのを、マインケはもう我慢していられなかったのだ。
いつにも増して必死なマインケに、乗組員たちは失笑を隠さなかった。マインケはますます冷静さを失っていく。。。

「いた!シロナガスクジラだ~」
ついに見つけたマインケは大声を張り上げた。

おお!船内は一斉に緊張に包まれる。クジラとの命がけの勝負を前に、臨戦態勢をとる船員たち。航海士は迅速にかつ、丁寧にシロナガスクジラとの距離を縮めていく。
しかし、そのことに最初に気が付いたのは砲撃手だった。ほかの乗組員も徐々にそのことに気付き始める。
船内の緊張感は徐々に壊れ、よどんだ空気が流れ始めた。

「バカヤロー、集中せんかー!標的は目の前だぞー!」
船長の一喝にみなは目を覚ました。目の前の小型のグジラの捕獲に集中力を高めていく。
そのおかげか、マインケの発見したクジラは無事に捕獲された。シロナガスクジラとは似ても似つかぬ、小型のクジラであったのだが。。。
多くの乗組員がその小型クジラを見つめ、舌打ちをする中、マインケは一人うなだれるしかなかった。それからというもの、その小型のクジラは「マインケのクジラ」と呼ばれるようになったという。
今のミンククジラである。
その後、マインケは船を下りたというが、定かではない。

前回のマインケの話があまり正確ではない、とのご指摘をいただき、改訂してみました。クジラを追う時の船内の緊張感は独特のものがあり、笑の一つさえ許されないと言われたのです。
前も書いたとおり、この話は実話に基づくぼくの創作です。
でもマインケはあまり落胆する必要はなかったと思いますよ。

だってミンククジラってこんなにもおいしいのですから~

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ねっとりした赤身は獣ではない、魚ではない、まさにクジラ、なのです。臭みを経験した方もいるかと思いますが、このミンクには臭みがありません。ぜひ一度お試しいただきたいと思います。ぜひ、サエズリ(=舌)と一緒にどうぞ。

赤身といえばマグロも負けてはいません。
大間産本マグロ190キロ

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しっかりとした食感にねっとりとした舌触り、これも一つの頂点だと思います。

その他
カワハギ
生タコ
生ウニ
ミル貝
とご用意しています。

お刺身は盛り合わせでどうぞ。

カキフライ
イワシの梅煮
タコ吸盤ポン酢
海の幸も充実

さらにラムつくねを仕込みました。

前回の鹿つくねがまだあるので、ぜいたくな二本盛りもいいですね

インドカレーは根菜から始まって、ラムキャベツカレーまで。

面白いところではグリーンカレー焼きそば
〆に持つまみにもどうぞ。

お酒はこちら
滋賀県 浅茅生 特別純米 無加圧無濾過生

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あさじをと読みます。まだあまり知られていませんがこれからますます人気が出そうな蔵です。
ぜひともお試しください。

最後にお知らせです

年末29日火曜日まで
年始3日日曜日から

の営業です。
よろしくお願いします

では、今日もおいしいものご用意してお待ちしています。