世界に三大珍味があり、もちろん日本にも三大珍味がある。
はたして珍味ってなんだろうかとぼくは思う。
最近は塩辛も珍味などというけれど、塩辛だって珍しくもなんともない。誰だって知っているじゃないか。
ウニもそうだ。今や100円の回転寿司で食べることもできる。これが珍味なのだろうか。。。
(余談だが、パンダだってそうだ。パンダなんて誰ても知っている。誰でも知っている珍獣なんて、ほんとに珍獣なのだろうか)
栄養学や食品学の考え方でこんなものがある。
ある食品を食べた時に得られる栄養やカロリーと、その食材を手に入れ、食べられるようにするためのエネルギーを比べる、というのである。
例えば、大きな動物を仕留めたり、大きな畑で穀類を作ったりするということは、実に効率のいいことで、小さなエネルギーでたくさんのエネルギーを得られることとなる。
ところが、世の中にはこれの全く反対の食べ物というのがある。どえらい苦労をして食べられるようになるが、そこから得られるエネルギーが全然ない食べ物もある。
ウニは確かにカロリーは高いのだが少量しかとれない。それを得るためには海に潜り、丁寧に殻を壊し、そこに入っているウニはほんのちょっとしかない。
こういうえらい効率の悪いものを珍味と呼ぶべきだろうとぼくは思っている。
冒頭の写真を見ていただきたい。あれだけのウニを集めるだけにどれだけの手間がかかっているのか。人間というのはまったく、恐ろしいもので、腹を満たすためだけにものを食っているのではないのである。
冒頭のウニは本日の仕入れ。
北方4島産味はよさそうです。
津軽海峡のスルメイカと合わせて、ウニいくらなんて贅沢ですよ。
そのほか
大間の本マグロ
千葉のマイワシ
青森アイナメなどなど
やっぱりお刺身は盛合せで
もつ焼きがよく出ます。
「炭火の力も大活躍」
カシラ
ハツ
ナンコツ
タン
レバ
白
夏場は煮込み・煮込み豆腐をお休みしています。
生きくらげを入荷したので、今日はアサリと炒め物。
最後のとき玉子が旨味を封じ込ます。
コーンクリーム春巻きも最終コーナー
食べ逃した方はぜひ!
〆はカニの味噌汁を!
クリカニといってサイズは小さいのですが、旨味、出汁は十分に出ます。葱と三つ葉を散らして、香りよくお召し上がりください。
日本酒はこちら
三重県 而今 純米吟醸
もはや説明もいらない人気酒になりました。
面白いのが先週末に開封した、同じく三重県の三重錦。
こちらは生なので、飲み比べてみると面白いですよ。
暑い暑いに中がかえってきたのでしょうか。
蒸し暑い一日となりました。
そんな時はとりいちで大生ビール一杯。
今日もおいしいもの揃えてお待ちしています。