今週末からは、富山県氷見(ひみ)の寒ブリに注目!!

富山県氷見(ひみ)の寒ブリといえば、ブリの中でも最高級ブランドといってよいものです。その氷見から、なんと10キロの寒ブリが明日、入荷します。
この寒ブリが築地に来たのは昨日のこと。買ったからとてすぐに食べられるわけではありません。先日マグロの時もお話しましたが、これほどの大きな魚となると寝かせることでさらに旨味が増すのです。そのために2日。さばいてしまっては意味がないのです。その度でかいブリが明日、とりいちにやってきます。
お刺身はもちろん、昆布締め、ヅケ、塩焼き、照り焼き、もちろんブリ大根とは幅広くお楽しみいただけます。
ぜひお楽しみに!(明日はツイッターかフェイスブックでまずは写真から公開します。見てね)

じゃあ、今日はなんなんだ、何にもないのかといえば、そんなことはありません。

本日は、神奈川県葉山佐島漁港から朝獲れの地魚がやってきます。
いつも言うことですが、朝に上がった魚たちが夜には東京へ着くなんて、ありがたいことです。

上から、真さば、ヤガラ、イセゴイといいます。
真さばはご存知の通り。しめ鯖、塩焼きに。
ヤガラもとりいちでは少しはメジャーになってきたのかな。今日のヤガラは青ヤガラ。あまり大きくなる種類ではありません。こちらもお刺身でご用意。
そしてイセゴイというのが、実に珍魚です。皆さんにとってはヤガラも珍魚かもしれませんが、そのヤガラなんて目じゃないほどの珍魚。佐島の漁協の人たちも珍しいといっています。
お味のほうは。。。実はぼくも食べたことがない。そこで調べてみると、あまりいいことが書いてないのです。
大森吟吟の石橋さん、オッティモの中田さんも一目置いている「ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑」というサイトではまずい、とはっきり書いてあるのです。そのことを佐島の人に伝えたところ、そんなはずはないとのこと。「インターネットとオレとどっちを信じるの?」といわれればそりゃあ、佐島です。さあてどんなお味の魚でしょうか、食べてみたくはありませんか?

おすすめの牡蠣料理も継続しています。
牡蠣串焼き
牡蠣フライ 自家製タルタルソース
牡蠣のチャウダースープ

週末には牡蠣ご飯炊きますよ!

カレイの煮付けは残りわずか!


厚切りチャーシューはチャーシューエッグでもご用意。これもいいつまみです。


定番
モツ焼き
モツ煮込み・煮込み豆腐
おでん

もお忘れなく

週末に向け、もう一つご案内。
お袋の白菜漬、ついに始動!!
食べられるのは明日くらいから。
きゅうりのぬか漬との二点盛がたまりません!

昨日もお知らせしましたが。。。
とりいち自家製梅酒が、ブランディー梅酒になりました。

色は濃いけど味はすっきり、でも香りよくうまい。
ストレート、ソーダ割り、お湯割までロングレンジのパフォーマンス。

最後は今日開封の日本酒です。
三重県 而今 純米吟醸 八反錦火入れ

新酒にごり酒が大好評の而今ですが、飲み比べも面白いかと思っています。

さてさて、今日はエンディングになってしまいました。
ぼくがご紹介したかった、これが最後の牡蠣句です。

牡蠣フライ食うて借財少しあり 前田貴美子

一読後、ぼくは吹き出してしまいました。そりゃ、人間生きてればいろいろあるから借財も抱えることもあるでしょう。後ろめたい気持ちもわかります。でも牡蠣フライごとき食ってそこまで感じなくてもいいんじゃないですかぁ?と思うんですよね。今この将に食べようとしている牡蠣フライを食わなければ清算できるほどの小さい借財っていうことか、それとも信じられないくらい高価な牡蠣フライで、借金のある身でこんな高価な牡蠣フライを食べていいのか!という苦悩なのか。。。主人公(昨日から作者といわず、あえてこの言葉を使っています。ぼくの中では大きな物語の一部なので)の何とも言えない真面目さが伝わってくるようにも思えます。
さらに、パロディー川柳を作っても面白そうだと考えました。

サーロイン食うて借財少しあり
てっちりを食うて借財少しあり
ナゲットを付けて借財少しあり
食べ放題見つけ借財少しあり
おにぎりが100円借財少しあり
発泡酒悩んで借財少しあり

返歌もよさそうです。

返済を待てど掛けそば食う暮らし 一将

皆さんも面白いの思いついたら教えてください。

なんてね。

牡蠣シリーズ、長々とお付き合いいただいてありがとうございました。


今日も美味しいものそろえてお待ちしています。