囲碁盤のど真ん中、中心の星を天元という。
囲碁を打つとき、第一手でこの天元に初めて打ったのは豊臣秀吉なのだ、という話がある。
本当かうそかはわからない。無論、どちらかといえば嘘なのだろう。
とはいえ、初手でど真ん中に打ち込む姿勢はなんとなく秀吉らしいと思っていた。(嘘かもしれないが)秀吉以後、初手を天元とする定石が出来上がっていったのだろうと考えていた。
が、どうやらそうでもないらしい。初手の天元は、悪手、なのだそうだ。
悪手と知りつつ虚勢を張って天元に打つ、このあたりのええ格好しい振りがむしろ秀吉らしいというべきか。悪政に悪政を重ねた晩年の一手、だったのかも知れぬ。
卓上遊戯好きのぼくだが、囲碁というのは全く判らない。なにやら”囲む”ゲームだというのだが、それがなぜ、序盤戦ではあっちこっちに碁石を打ち合うことになるのか、想像もつかない。
世界的に見て特異な性格のゲームなのだろうと思っていた
が、これもどうやらそうではないらしい。”囲む”ゲームは世界中にあるのだ。
「羊と虎」というゲームがある。二人のプレイヤーの目的が違うというところが面白い。虎は羊を食い尽くそうとし、羊は群れとなり、虎を追い詰めていくゲームだ。羊の動きはダイヤモンドゲーム(知ってる人は少ないか。。。。)に似ている。
少々、囲碁とは違うが”囲む”ゲームであることには違いない。どちらも中国由来のゲームだ。中国人の発想の独自性と独立性はこんなところにも現れているのかもしれない。
さて、今週一週間、SF小説群「盤上の夜」について述べてきた。
月曜日の「○×をする」は「人間の王」に、
火曜日の「亜空間殺法を知っていますか」は「清められた卓」に
水曜日木曜日の「戦象を乗りこなす」「洗礼を受けた象」は「象を飛ばした王子」に
金曜日土曜日(今日)の記述は「盤上の夜」「千年の虚空」「原爆の局」に
それぞれ対応していた。書き残したことも多いが、ひとまず、この小説群についてはこれで”投了”とする。
さまざまなインスピレーションをくださった、著者宮内悠介さんにはこの場を借りてお礼申し上げたい。
さて、今日のとりいちです。
とりいちはモツ焼きと煮込みの店ですが、他にも美味しいものがあります。
なかなか、長袖が手放せませんね。
揚げ出し豆腐
チャーシュー麺!!(つまみチャーシューもできますけどね)
カツ煮
それから。。。
マグロ赤身
生シラス
桜海老かき揚
餃子
串かつ
ちくわ揚げ
とんそく
手羽先
レバニラ炒め
マカロニサラダ
などなど。。
今日の一本は。。。
愛媛県石鎚夏純米
