他に書きたいこともあるのだが、火がついてしまったので、もう一日「ナウシカ」にお付き合いいただく。今日は映画、漫画関係なく話を進める。またその内容にまで言及するつもりなので未読の方はご注意願いたい。

ぼくが「風の谷のナウシカ」の登場人物の中で一番好きなのは、クシャナだ。原作者の宮崎さんも、主人公ナウシカと対をなす人物と考えていたはずだ。それは映画のタイトルバックを見ればわかる。「風の谷のナウシカ」とタイトルの背景には、ナウシカを象徴する”青き衣の者”とクシャナを象徴する”毒蛇”(トルメキアの旗)だ。この物語が、この二人に支えられていることを雄弁に物語っている。

また、漫画版では、ナウシカの師ともいえるユパは、最初のうちはナウシカと共にあるのだが、後半ではクシャナと行動を共にしていることも興味深い。腐海一の碩学にして剣士、ユパ・ミラルダの最期を看取ったのはクシャナなのだ。ナウシカの巣立ちを感じたユパが、人生の最後に気にかけたのは「もう一人の次世代の指導者」クシャナだったのだろう。忌わの際にクシャナにかけた言葉を読んだぼくは震える思いだった。

「血は、血はむしろそなたを清めた。王道こそふさわしい」

憎悪と殺戮の半生を送っていたクシャナにとって、善政は罰ではない。むしろ、贖い(すくい)だ。責めを負うのではない。誰かのために為すことが負の状態から相手を救い、そして、自らも贖う。このような自律的な行為を”王道”とユパは言ったのだ。それは、クシャナだからこそできるのだと。

幼少のナウシカを育て、末期にクシャナを導いたユパの人生は見事というほかない。

この物語は明るい兆しをもって終わる。それは、たそがれの人類が、土鬼(ドルク)にとどまるナウシカとトルメキアに帰るクシャナ、この二人と共にあるからなのである。



さて、今日のとりいちです。


とりいちはモツ焼きと煮込みの店ですが、他にも美味しいものがあります。


今日は焼魚のご案内から。

ギンダラ西京焼

サバみりん干

さんま開き

めざし


その他にも。。。

水タコ

マグロ漬

豚ばら肉炙り焼

とんそく

野菜天ぷら

(なす、オクラ、にんじん、きゅうりなど)

新たまねぎサラダ

じゃがいも明太子サラダ

フルーツトマト

激辛春雨スープ

冷やし中華

などなど。。。


今日の一本は。。。

山形県山形正宗純米吟醸


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