海外進出はリスク分散! | 南国の日の丸レストラン

南国の日の丸レストラン

思いのままに書いています

http://headlines.yahoo.co.jp/cm/main?d=20120428-00000004-jct-bus_all&s=lost_points&o=des c

私は、もともと、繊維畑で、今でも、繊維ビジネスは大好きです。

1990年代半ばより、インドネシアからの繊維アパレル製品の輸出は、中国に押され、
ジリ貧でした。
私の場合、このインドネシアに寄って立つしかないし、「中国、中国、やれ中国」と
草木もなびく日本企業、日本人を見て、相変わらず、金太郎飴型の日本人だなあ、
と思っていました。

「みんなで渡ればこわくない」は、日本人サラリーマン社会のなせるわざとまで
思っていました。同業他社が中国へ行っているのにいかないと、「何、もたもたし
てる」と会社には言われます。なにかあって、みなが被害を蒙っても、「自分だけ
じゃない」、「会社に言われたからやっただけ」と立派な口実ができます。

元サラリーマンだからよく分かります。(笑い)

そして、あとになって、「やり過ぎた」とみんなが気がつきます。最後にババをつか
んだ人は気の毒です。

私は、かれこれ、繊維アパレルのインドネシア回帰を3年くらい前から感じていま
した。「ほれみたことか!」が本音でした。そもそも、どんな産業だって、一国が
シェアーを独占することはあり得ないと思っていましたから。

私の信奉するマーケティングには、「一点集中主義」という考えがあり、これは
これで大事なんですが、生産地、仕入先、市場、顧客層が、ある一点に偏るの
は極めて危険だと思います。

若い頃、読んだハウツーものの本に、「華僑のリスク分散」ということが書いてあ
りましたが、謂わば、このヤフー記事はそういう観点から読んでいただいたらいい
と思います。

商売もそうだけど、外交だってそうですね。なにごともバランスですし、喧嘩上手
でないと好きなようにあしらわれます。