ました。
私、実は、今年新年早々、出身地「福岡」のインドネシア専任アドバ
イザーに就任しました。
今週の頭に、北九州の中小企業メーカー５社さんが、インドネシア
のメーカーさんと日系企業のメーカーさんの視察に見えたのに際し、
アドバイザーの立場で、鳥元での懇親会に私も参列することになり
ました。鳥元の広い和室を使って、インドネシアのKADIN(経団連に
相当）の中小企業担当の方々、ジェトロさん、地元校九州工大留学
のOB３名など交え、総数27名の参加となりました。とても有意義な
懇親会、情報交換会となりました。
翌日から二日間は、九州大学リクルートチームの先生方と、ジャカ
ルタ市内の名門校４校巡りをしました。最初は九大留学OBのインド
ネシア人後輩に根回しを頼みましたが、それ以降は、私が、２、３回、
学校に足を運び、アポを固めていきました。
いやあ、びっくりしました。今のインドネシアは、高校生の勢いまで、
日本と違うように感じました。先生方も同じ意見でした。流暢な英語
で、きちんと、質問してくるのです。「興味のある方はパンフレットを
用意しています」、と言ったら、すごい勢いで、それを取りにくるの
です。
インドネシア人は、ハングリーでないという人もいますが、若い人は
違います。JKT48のあの元気の良さと、ついつい、イメージがダブっ
てしまいました。
ジャカルタの名門校の生徒さんは顔立ちも
目つきも違っています。日本留学もいいが、
JKT48に応募できそうなかわいらしい女生徒
さんもいました。
こらあ、お前、何しにいった？と怒られそうで
すね。（笑い）
パンフレットや応募用紙がたちまちにしてなく
なりました。向上心や旺盛な意欲を感じま
した。
最後の締めくくりは、最高級ホテルのムリアホテルで開催された
日本食品の商談会でした。日本の VOX TRADING 社主催
（日本農林水産省の補助事業）の商談会が2日間に亘り、開催さ
れましたが、一日目に、｢インドネシアの日本食事情と弱者の戦略」
というタイトルで、講演を行う機会をVOX社に頂戴しました。
日本人相手の講演を前提に準備していたのですが、なんと、
三分の一は、インドネシアの地元の方々でしたので、一人二役の
同時通訳で、講演をやりました。そんなわけで、日本語でしゃべっ
た内容とインドネシア語でしゃべった内容と細かく言えば、違って
いた面がありますが、大筋でうまくいったんので、聴衆の皆さんに
は、たいへん、面白く、興味をいだいたいただいたようで、ほっと
しました。
たいへんな一週間でしたが、こんな歳になって、これだけの新しい
経験をさせていただけることに、関係各位のみなさんに感謝したい
と思います。
生涯勉強だなあ、とつくずく思った一週間でした。