日本人がエコノミックアニマルと言われていた頃が懐かしい ? | 南国の日の丸レストラン

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思いのままに書いています

日本人の底力を信じます !

最近、日本人はおとなしくなったと言われます。
一昔前、高度成長期に日本の首相が、ヨーロッパで、日本のトランジスタラジオ
を宣伝をしたら、その首相はセールスマン呼ばわりされました。

また、私たち団塊世代は、日本の企業は、海外市場に日本の製品を売りまくり、
その結果、エコノミックアニマルと揶揄され、歪んだ戦後教育も手伝い、もともと、
お人よしの日本人は、ちょっと加害者意識も芽生え、静かになりました。

私も、商社勤務時代、その輸出の先兵をやっていました。戦争中のベトナムへ
日本のお家芸である合繊生地を売りまくっていました、当時のサイゴン(今の
ホーチミン)のホテルでは、米軍の空爆の音が遠くで聞こえていました。

そして、オーダリーマーケティングという名の元、やがて、日本も、秩序ある輸出
を、心がけるようになりました。にも拘わらず、日本の車がアメリカの自動車産業
の根幹を揺るがしているとの理由で、アメリカのデトロイトあたりでは、日本車を
叩き壊す場面まで、アメリカのテレビで放映されたのは、そんなに昔のことじゃ
ありません。1980年代のことです。大のおとなのアメリカも大人げないことをする
なあ、とまだ若い私は思いました。確かに、ベトナム戦争で疲弊仕切ったアメリカ
でしたから、礼節など関係なくなっていたのでしょう。

海外でのマナーも以前の日本人は芳しくなかったのですが、一部を除いて、今
では、概ね、どこへ行ってもWELCOME の日本人になっています。

歴史は繰り返します。

商品のコピーや海外でのマナーも含め、日本人が、あるいは、日本企業が、昔、
やったことをそのままやっている国が出現しています。

ただ、敗戦国の日本が、あれよあれよという間に世界市場を席捲してしまい、、
オーバープリゼンス(OVER PRESENCE)で、世界に叩かれた時に比べたら、そこ
までの反感、反発はないようです。(逆に言えば、まだまだ、叩くほどのこともなく、
まだたいしたことはない、と言えるのかもしれません)

言い換えれば、敗戦国の日本は、それほどまでに、世界で、驚異的なことをやっ
てのけたのであり、今、やや、なりをひそめているのは、泥試合はもう、とっくの昔
に卒業したのだと、いい方に、考えていいのかもしれません。
日本人は、進出した国の法律、制度、社会規範というものを尊重し、遠慮し過ぎ
るくらいです。この点もおとなしくなったと言えばそれまでですが、その分、世界
の隅々で、信頼され、尊敬されているとも言えるわけです。

先般、テレビで、宇宙飛行士の若田光一さんの話をやっていました。また、世界
に誇るロボットの性能進化のテレビニュースも見ました。また、日本人には、あの
東日本大震災の非常事態の中、世界に見せつけた秩序ある底力があります。

まあ、あまり、一人勝ちはよくないので、日本が卒業した繊維、アパレル、電化
製品、雑貨、ベーシックな食品くらいの分野は、少々、他国に譲ってやっても
いいのかもしれません。

これが負け惜しみにならないように、早く、他の先端技術分野や文化芸術、学術
面で、更に、日本が、日本人が、他国に抜きん出ることを祈りたいもんです。

以前にも何度か紹介しましたが、世界中から信頼され、尊敬される国の地位を、
上からⅠ番とか2番とか3番を占めてる限り、日本人は、自国を卑下したり、むや
みに過小評価する必要はありません。

今、モノ作りで、日本を追い上げている国々でも、この点では、日本の足元にも
及ばないのです。

こちらのほうが値打ちがありますよ。

最後にもう一回、言います。
日本人の底力を信じます!