ション」のミュージックビデオ発表会、トークショーが 開催されました。
1時からの開演でしたが、念のため、早目に会場に行ったのですが、
背の低い私は背伸びをしないとJKT48のパーフォーマンスが見えない
くらいの人出で した。
でも、なんとか、よく見える場所にたどりつき、JKT48の真剣で、エネル
ギッシュ、それでいて、自分を楽しんでいるパフォーマンスに、明日の
インドネシアを見ているよう で、感動を覚えました。
まあ、すごい迫力でした。炸裂するパワーを感じました。
天衣無縫とは、このことかな？
熱狂するJKT48ファン。大晦日のNHK紅白歌合戦の放映を鳥元ジャ
カルタに見にきたJKT48のファンの方々とも、この会場で会いました。
こんなのは理屈じゃないのですね。
経験を重ね、歳を重ねてくる と、なんでもかんでも、難しく考えるよう
になるものですが、からだごと体当たりのメン バーの熱い思いは、
「そんなこと、関係ないぜ」と思わせるくらいに迫力のあるもので した。
インドネシア人のエンターテインメントの素質、素養に関しては、ずっと
以前より、一目 おいていました。1976年から1981年まで、家族帯同で、
インドネシアに住んでいました。
当時は、テレビと言えば、TVRIの国営テレビ一局だけでした。ニュース
番組以外は、 テレビCMが、まだ、面白いくらいの番組しかありませんで
した。その中で、小学校低学年のチチャクスオヨとかアディビンスラマット
などが、唄って、踊って、しゃべって、とても、 子供と思えないくらいの
パフォーマンスをテレビ番組で、繰り広げるのです。、
一方、日本では、当時、すでに、今でいうアイドル歌手のはしりみたいな
ものがありました。 ただ、可愛いだけで、作り笑顔をして、司会者の質問
にだけ答え、最後に、「頑張りまあ ーす」「よろしく、お願いしまあーす」と
言って、あとは、だいたい、マニュアル通りに無難 にやれば、そこそこい
けるようになりつつある時代です。
そういう日本の芸能界の動きのなか、戦後の天才歌手、天才子役と呼ば
れた美空ひばりのような 少年少女がインドネシアにはたくさんいる、と
個人的にいつも思っていました。スポー ツで言えば、生まれつきの万能
選手みたいな天才的な人がこの国にはたくさんいる、と思って いたの
です。
あの頃のことを想いつつ、このショーを見ていたのですが、インドネシア
にも、そういう若い人たちが、才能を発揮し、披露するチャンスが回って
きたのだと思い、熱い ものが何度もこみ上げきまた。
とにかく、明日の夢に向かって、突き進んで欲しいし、 インドネシアをより
いい方向にもっていってくれる原動力になって欲しいと思いつつ、 この
ショーを堪能させてもらいました。
驚いたことに、メンバー唯一の日本人である野沢レナさんがご両親と弟さん
と、 ちょうどその晩、鳥元ジャカルタにお見えになりました。先のブログで
言いましたように、2年 ほど前に、ジャカルタ日本人学校６年生の修学旅行
で、鳥元バンドンでレナさんをお見かけしていました。あれ以来、はじめて、
昨日のショーでレナさんをお見かけすることになりました。
一回り成長されていました。
昼間のショーで 見た時と、鳥元ジャカルタで、ご両親とお見えになった時
は、また別の人に見えるから不思議なものです。
ところで、この野沢レナさん、やはり、たいしたものです。私の目に狂いは
ありませんでした。トークショーの中、司会者が、なかなか、レナさんに話
かけないので、言葉のせいかな、と案じている中、一般聴取者のインドネシア
人女性が、日本語でレナ さんに質問されました。
ところが、私が、そばで聞いていても、日本語での質問の趣旨が不明確なの
で、さぞかし、 レナさん困るだろうな、と親にも似た思いで、とても心配でした。
いや、すごかったです。私も意表をつかれました。質問の骨子だけをさっと
把握して、 ネイティブイングリッシュで、このレナさん笑顔で、難なく、さらりと
答えられたのです。
おみごとでした。このレナさん、機転も利くのです。見事なホンチャンの英語
でした。あとで、お父さんに聞いたら、以前は、オーストラリアのシドニーに
住んでおられたとのことでした。なるほど！
その前にも、インドネシア人メンバーのどの方も、司会者のインタービューに
答える言葉が、とても、誠実で、マニュアルでなく、きちんと自分の言葉で答
えられたのです。日本のAKB48、NMB48、SKE4のメンバーの皆さん、こん
なことできますか？
まだ、素人っぽいとか、ヘアースタイルに工夫をとか、いろいろ、いう人がいる
でしょうが、そんなものは場数を踏めば、自然にできてくるものです。しかし、
からだの芯からでてくる情熱だとか、もって生まれたパーソナリティーとか、
機転というようなものは、簡単に、真似ができないものです。 日本の48の皆
さんのステージは、見る機会がないのですが、その点においては、 JKT48
が本場の48を超えることは、十分に可能だと思いました。
それほど、気が入ったパフォーマンスを見せてもらったのです。
JKT48の皆さん、元気を頂戴しました。
ありがとう！