LYNN HOLLYN  リンホーリン | 南国の日の丸レストラン

南国の日の丸レストラン

思いのままに書いています

LYNN HOLLYN ( リンホーリン )という名前を聞いたことがありま

すか?なんだか中国人名のようですが、れっきとしたアメリカ人

の女性インテリアデザイナーです。


ファッションアパレルのイトキンニューヨークで仕事をしている

1990年の中頃、このデザイナーが編集した総合ショールーム

をノースカロライナ州のハイポイントという家具インテリアの町で

拝見し、リンホーリン女史と出会いました。

当時のイトキンニューヨークの上司も一緒だったのですが、二人

とも、これは面白いと感じ、本社にも報告し、とんとん拍子で、日本

上陸が実現しました。


三越、高島屋、阪急などなど全国の有名百貨店にも出店し、テレビ

ドラマにも、しばしば、リンホーリンの家具インテリアが登場し、たち

まちに根強いファンができました。有名な女優のSさんもリンホーリ

ンの家具一式を購入されました。


あれから、20年も経ちました。私が在任中、最後に担当した家具は、

もう展開されていないようですが、他のインテリア商品の一部は、

日本市場で、ちゃんとブランド展開されているようです。


1993年だったと思いますが、私の地元福岡県大川市の塚本製作所

の塚本社長とリンホーリンの家具作りの可能性を探りに、13年ぶり

に第二の故郷インドネシアに出張で、再来したことが、インドネシアに

舞い戻るきっかけになったのです。


そのリンホーリンさんの今日この頃の様子をイトキンニューヨークの

辻村氏(当時の上司)にお聞きする機会を得ました。


リン女史は、現在、サンフランシスコの下の方に位置するパロアルト

という町の高級住宅地の豪邸に住んでおられるとのことです。


下記をクリックして下さい。おとぎ話に出てくるような邸宅ですよね。


http://picasaweb.google.com/lh/sredir?uname=lynn.hollyn&target=ALBUM&id=5324355636780653633&authkey=Gv1sRgCJaQnvDQssbSugE&feat=email&mode=SLIDESHOW



この写真集を見て、リン女史のすべてを思い出してしまいました。

住まいのすべてにこだわりがあるのです。


東京で最初のショールームを作った時の彼女のこだわりには振り回

されました。床の色のわずかの狂いも許してくれないのです。一度、

私も、ついに、きれて、シャーラップに近い表現をし、ほとんど喧嘩に

なったほどでした。


明日は日本デビュー展示会一日目というのに、夜中近くになって、床

を塗り替えたような記憶があります。本当に焦りました。ほとんど、

徹夜で開幕に備えました。


さて、彼女のこのこだわりの家の価格はどれくらいでしょうか?

ニューヨーク在住の元上司の話だと、日本円で、2.5億円くらいという

ことです。売りに出そうとしているらしいです。


どなたかどうですか?


私たちのような貧乏人の感覚からすると8億円と言われても、「あっ、

そうですか」で終わりそうなくらい夢の世界の豪邸です。


日本上陸の話が決まる前に、アメリカはコネチカット州のサりスベリー

という町にあった彼女の邸宅を訪問したことがあります。町からはずれた

郊外とはいえ、野球場のような広さの土地の小高い丘の上にある邸宅を

見て、「草原の少女ローラ」の映画の場面を思い出しました。


とにかく、スケールが桁違いです。度肝を抜かれました。


いずれにしても、


リン女史に会わなければ、家具作り調査のためのインドネシア出張は

なかった。


インドネシア出張がなければ、インドネシアに、すぐには、復帰しなかった。


インドネシアに戻らなかったら、鳥元はなかった。


こういうのは、すべて、運命なんですね。


リンホーリンさんの所在が分かりましたので、一度、頃合いをみて、メール

をしてみましょう。


東京で、言い争ったことなど覚えているかな?


こんなことも、あとになると、いい思い出なんです。お互いにプロ同士のぶつ

かり合いですから、どうってことはないのです。