- 日本人による日本悲観論、日本人による日本自虐論に対し、海外
- から見た私の意見、「日本はまだいける論。日本賞讃論。」を、当ブログ
- で、たびたび紹介してきました。
- 私は、日本及び日本人の底力 を信じるからです。
- ところが、ここへきて心配なことが起こってきています。
- 日本株出遅れという言葉が最近、聞かれます。出遅れというのなら、
- そのうち、出直しということなので、まーいいか、ということになりまし
- ょうが、そのまま、置き去りにされるのではないか?という懸念が無き
- にしもあらずの様相です。
下記は、今日のアジア株の動向です。日本が一人負けです。
前日比 上段
- 現在値 黒文字の太字
- 現地時刻
- 日経平均株価
- -21.05(-0.21%)
- 10,236.51
- 16:00
- 香港ハンセン
- +270.56(+1.23%)
- 22,200.461
- 16:01
- 上海総合
- +61.64(+2.07%)
- 3,038.273
- 15:00
- 韓国 総合
- +8.71(+0.53%)
- 1,649.07
- 18:03
- 台湾 加権
- +36.22(+0.47%)
- 7,751.32
- 13:46
- インドネシア 総合
- +5.118(+0.2%)
- 2,520.924
- 16:00
- マレーシア 総合
- +4.34(+0.37%)
- 1,176.9
- 17:05
- シンガポール STI
- +3.58(+0.13%)
- 2,711.7
- 17:10
- ムンバイSENSEX30
- +3.19(+0.02%)
- 17,326.01
今日のNIKKEI の前場など、先週末のアメリカのダウの下げ に
引きずられて、下げて始まったと専門家は言っていました。
後場は、持ち直して、わずかの下げで終わったのを見て、専門家
は、「大陸株(上海株、香港株)の上げを見て、持ち直し。」と言って
いました。
アメリカが風邪をひけば、日本が風邪をひくと言われたのは、何
十年も前からのことで、なにも驚かないのですが、お隣の中国の
景気を頼りにし、日本の株価がそれに左右されるようでは、主力
選手交代のようで、なんとも情けない気がします。
このままいけば、中国が風邪をひけば、日本が風邪をひくというこ
とになりかねません。
軍事力でも負け、経済力でも負け、 お人よしニッポンの得意技?
土下座外交再開で、政治力でも負けなら、日本が中国に翻弄され
るのは時間の問題です。
このあたりの兆候を、世界は、冷静に見ているのじゃないだろうか?
それが先見性で動く株価に反映しているのではないか? と、日本
大好きで楽観主義の私も、少し、心配になってきた ということです。
リーマンショック後、世界最初に景気回復をやると宣言し、数ヶ月前
まで、それが本当になりそうだったのに、ふと気がついてみたら、逆
に、世界の出遅れと言われては、なんとも悔しい気がします。
一時の現象であって欲しいと願うのですが、景気とか生きた商売と
いうのは、1日遅れたぐらい、ということでは済まされない世界です。
この間のもたつきが、5年、10年の遅れにならないとも限りません。
細かいデータは知りませんが、確かに対アジアだけでなく、欧米の
株式市場に対しても、日本株はもたもたしている印象です。
最近の日本株は、「他が下げれば下がる。他が上げても、あまり上が
らない。」ことの繰り返しで、イヤな感じです。今、自分で株をやってい
ないので、冷静に見れるのでしょう。
あまりにも夢物語のような観念論が先走りして、具体策が全然見えて
こないところに、実質を重んじる世界のビジネスマンは不安を感じてい
るのでしょう。
世界が日本への魅力を無くし、日本素通り論(JAPAN PASSING 論)
が復活してくるようなことがないことを祈ります。