吉と出るか凶と出るか? | 南国の日の丸レストラン

南国の日の丸レストラン

思いのままに書いています

インドネシアは、明日が、断食明けのイスラム正月初日です。

官公庁、企業、工場など、日本のお正月と同様、すでに、長期

休暇に入っています。


店や飲食店も、明日からは、軒並み、1、2日またはそれ以上

の日数で、閉店です。


特に、鳥元のような路面店は、3、4日、閉まるのが普通です。

日本人お客様はじめ海外からのお客様も、ほとんどが、一時

帰国または旅行をされるので、首都ジャカルタの通り道は、

ガランとなります。


常識的には、鳥元ジャカルタも2日くらいは、休みとなるところ

ですが、弱者の戦略、後発の戦略を信奉する私としては、夜だ

けでもということで、明日の初日もオープンすることにしました。


理由は、


(1)日本人はじめ、3割前後の海外からのお客様が、ジャカル

  タに残られるはず。お手伝いさんは、帰郷されるし、食べ物

  に困られる方が、たくさん、おられるはずと判断。

  ーーー 顧客サービス


(2)いつもは、他店で食事をされるお客様が、鳥元ジャカルタ

  をお試しになる絶好のチャンスと判断。

  --- 新規顧客の開拓


の二つです。


お陰さまで、ジャカルタ進出後、約5ヶ月を過ぎ、常連のお客様

も増え、鳥元ジャカルタも安定軌道に乗っていますが、ジャカル

タでは、まだまだ、新参者の鳥元ですから、後発の戦略に基ず

いて、さらに、経営を安定させねばなりません。


実は、従業員には、この日は、通常日の倍の手当てを出さねば

ならず、少々、にぎわったくらいでは、あまり、得にはならないの

ですが、マーケティング面から、先につながるメリットが高いと考

えたわけです。


ただ、目論見がはずれて、閑小鳥が鳴くようでは、従業員に対す

る面子もまるつぶれで、なにも知らない馬鹿な日本人が、間違っ

た判断をしたと言われかねません。


しかし、(1)(2)を信じて、20日も午後5時からオープン、21日

以降は、平常通り、営業するということで、日本人が読まれる

ジャカルタ新聞にまで、公知広告を出しました。


20日の夜は、真っ暗になるであろうウィジャヤ通りに、こうこうと

明かりを灯す和食レストラン鳥元があったというのは、結構、面

白いのじゃないかという私のアマノジャク的な考えもあります。


さて、変人奇人の奇襲作戦が吉と出るか凶と出るか?


どうぞお楽しみに!!!


私にとり、商売はゲームです。


このゲームに勝つか負けるか? はらはらどきどきです。


吉と思うからやるのですがね。