喉元過ぎれば。 | 南国の日の丸レストラン

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思いのままに書いています

9月15日のプログで、「喉元過ぎれば、」という言葉を私が使いましたが、今日

10時15分に発信のモーニングスターで、アナリストの下記のコメントがありま

した。


       * 一部抜粋



「俺たちが懸命にやったから、ここまでたどりつけたのだ」――おそらく麻生・

前首相は日銀の報告を聞いて、自負とも悔しさともつかぬ、こうした感慨を抱

いたのではないか。

 17日、日銀は政策・金融政策決定会合で金融市場調節方針について

「無担保コールレートを、0.1%前後で推移するよう促す」ことを全員一致で

決定。同時に、従来の「下げ止まっている」から「持ち直しに転じつつある」へ

景気の現状判断を変えた。

 そして、「2010年度までの中心的な見通し」に関しては、海外経済や国際

金融資本市場の回復とともに、「金融システム面での対策や財政・金融政策

の効果もあって、わが国経済は持ち直していく姿が想定される」との見方を

打ち出した。

 昨年9月中旬のリーマン・ショック後、麻生氏をして「想像を絶する」と言わ

しめたほどの株価暴落と経済・金融危機を、やっとの思いで乗り越えたと思っ

た矢先の政権交代である。

 重病状態に陥った患者がようやく退院にまでこぎつけたところで、それまで

治療に力を尽くした医者が“お役御免”になる――自民党幹部なら、麻生氏

ならずともそうした気分で今回の日銀の「現状判断」を受け止めたに違いない。

 だが、それとともに(いや、それ以上に)留意しなければならないポイントが

一つある。

難局に立ち向かった民間企業の壮絶な努力だ。90年前半のバブル崩壊に

伴う大不況、97年秋以降の金融危機、2000年春以降のITバブル崩壊後の

景気下降、そして昨秋以降のクラッシュと、日本経済はこの20年近くの間に、

数次に及ぶ歴史的な苦難に直面してきた。そして、今回の不況を乗り切るた

め、製造業を中心に猛烈なコスト削減に動いたのは言うまでもない。

 今回の場合、まだ不況色は尾を引いているものの、「やや長い目でみれば、

物価安定のもとでの持続的成長経路を服していく展望が拓けるとみられる」

というのが日銀の“診断”だ。

 そのベースには、企業の継続的なコスト削減効果がある。のど元を過ぎ

ても、忘れることのできない「熱さ」を経験したのが今回の不況。かつて、成長

への「生命線」とみなされ、「聖域」扱いされていた研究開発費ですら、今後、

景気が持ち直しても従来のように増え続けることはないだろう。


私は思います。

のど元を過ぎても忘れないのは、実際に、知恵を出し、血の滲むような努力

をした人達であり、企業だけでしょう。


なにもせず、なにも知恵を出さずに、恨みつらみだけをいうクレナイ族 

(お金くれない、仕事くれない、チャンスくれない、助けてくれない。) の人や

企業は、恐慌に至ったかもしれない最近の事件を,、すぐに、忘れてしまうの

でしょう。のど元過ぎれば、ということになるのです。


格差是正の美名のもと、努力した人と努力しないクレナイ族の人を同じよう

に扱うのは、社会主義であり、勤勉、努力がとりえの日本には、そぐわない

社会でしょう。

日本が、今後、そういう方向へ向かわないように祈ります。


誤解しないで下さい。私は、日本に戻れば、格差社会の下の方の層に属す

る人間です。だから、海外に活路を求めているのです。


日本人は、まだまだ、幸せです。1985-1990年の日本のバブル期にアメリカ

にいました。

アメリカは、自動車産業などがたがたでした。私の運転で、ニューヨークから

トロントまで、家族旅行をしたことがあります。

かって、自動車産業で栄えたことがあるバッファローの町に、途中、迷い込

みました。昼間から怖いくらいで、家族も緊張していました。


過疎の町どころじゃなかったです。完全にゴーストタウンでした。浮浪者を

たくさん見ました。


なに、日本の地方でも、シャッター通りが増え、疲弊した?  フーン ?


確かに、私の出身地でもそうです。しかし、そのシャッターの向こうでは、

豪華な出前寿司を食べているのです。 

道はきれい。川はきれい。車はピカピカ。着ている服もなかなか。


海外の人が見たら、「あれッ!日本のどこが貧しい ?」、と思うでしょう。


よほど、テレビに出るのがうれしかったのか、「がたがたになった日本を

建て直す !」、と記者会見で、わめいている新大臣がいましたが、まだ、

「がたがたにはなっていませんよ。日本は。」 と私はつぶやきました。

 

一度、自分の足で、世界一周して、世界の方々の本当の暮らし振りを

見て、また、日本に対する国際評価の高さを感じられたらいい、と思い

ました。


先のような政治家のことを 内向き志向というのでしょうね。 

世界観がないとも言えるかな?


これを見たり、聞いたりした情報弱者の方々は、そのまま、信じるしか

ないのでしょうね。


ある意味で、国民をミスリードしているのですが。、