コアジサシたちの餌獲り | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

近くの行徳野鳥保護区辺りにコロニーがあるのだろうか。何組かの番がいて、一方がコロニーに残ってカラスなどへの集団防衛に当たるとともに、もう一方が交替で餌取に出かける。

餌獲りは独特。飛びながら狙いを付け、ダイビングして魚を捉える。翼を濡らしてはいけない。魚が豊富なのだろう、成功率はかなり高い。

これだけ集団でいれば、仲間内の不倫給餌があっていいようなものだが、当てが外れた。餌を獲った後は、どれも餌を咥えたまま脇目もふらず、コロニーへ一直線。

鳥たちの生真面目さ、しかと見せてもらった。思えば、鳥の世界の性の狂宴は繁殖期のほんの一瞬。人は死ぬまで濃厚な繁殖期を送ると言うのに・・

 

 あらざらむ この世のほかの 思い出に 今ひとたびの あふこともがな(和泉式部)

(冥土の土産に、もう一度あの人と一夜を共にしてみたいわァ。ところで、あの人とはどの人?)

               撮影場所  千葉県・日の出海岸(6月)   撮影  S・植木