成鳥一つ手前の個体が、繁殖地(朝鮮半島西岸の離島)に行かないで、ここにやって来て繁殖期を過ごす。近年、このパターンが定着しつつあるようだ。この鳥も繁殖羽に変貌した亜成鳥個体、4月に飛来した。
パートナーのいない地に独り来て、繁殖期をどう過ごすのだろうか。聴くところによると、早朝に起きて食事を済ませ、午前6時にはここに飛んで来て夕方6時まで棒杭上で静かに瞑想している、と言う。8月頃の渡去まで、飽きずにこれを繰り返すのだろうか。
その間は、余程のことが無い限り動かない。偶に見せるストレッチ。その際に見る翼端の僅かな黒班が亜成鳥の証とされる。
瞑想の静寂を破ったのは場の空気が読めないカワウ。クロツラヘラサギの立つ棒杭を奪ってしまった。
撮影場所 東京都・葛西臨海公園(6月) 撮影 S・植木










