繁殖羽のクロツラヘラサギ | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

成鳥一つ手前の個体が、繁殖地(朝鮮半島西岸の離島)に行かないで、ここにやって来て繁殖期を過ごす。近年、このパターンが定着しつつあるようだ。この鳥も繁殖羽に変貌した亜成鳥個体、4月に飛来した。

 

パートナーのいない地に独り来て、繁殖期をどう過ごすのだろうか。聴くところによると、早朝に起きて食事を済ませ、午前6時にはここに飛んで来て夕方6時まで棒杭上で静かに瞑想している、と言う。8月頃の渡去まで、飽きずにこれを繰り返すのだろうか。

 

 

 

 

 

 

その間は、余程のことが無い限り動かない。偶に見せるストレッチ。その際に見る翼端の僅かな黒班が亜成鳥の証とされる。

 

 

 

瞑想の静寂を破ったのは場の空気が読めないカワウ。クロツラヘラサギの立つ棒杭を奪ってしまった。

 

 

 

 

        撮影場所  東京都・葛西臨海公園(6月)   撮影  S・植木