子育ては雌の仕事、抱卵、育雛すべて雌が独りで取り組む、が定説になっていたので、雄はわが子に執着はないのだろうと思っていた。だが一寸違ったようだ。
出産が近いと鳥の雄も何か感じるらしい。何時もこの谷底でオオルリが飛び交っていたので、巣でもあるのか、と思っていたが、今朝は何時もと違って様子が変。一か所に止まったまま1時間以上じっとしている。
時に囀りを繰り返すのは、近くにいるはずの雌に、今生まれたよ、の朗報を催促しているのだろうか。
午後1時50分、突然雄が慌ただしく飛び出した。カメラが行き先を追っていたら・・若い夫が、産声の第1声を聞いて喜び勇んで産屋に駆け込む、そんな場面が映っただろうか。オオルリ雄も、殻が割れて顔を出した雛の姿を感慨深く見たはずだ。
翌日。よく食べ、よく排泄する。雛誕生の確かな証。予想と違って雄も餌獲りに参加していた。
(雛たちの糞を巣の外に搬出する雌親)
撮影場所 神奈川県・早戸川林道(2019年5月) 撮影 S・植木








