センダイムシクイとヤブサメ | 東国山人の鳥日記

東国山人の鳥日記

山人とは世捨て人のこと。世捨て老夫婦が集めた鳥たちの行動記録で、週2回程度更新します。基本スタンスは
(1)日常の中から一瞬の非日常を見つけ、シャッターを押す。
(2)ある時は科学的に、またある時は非科学的に、それでいて尤もらしく、即ちファンタジー風に。

センダイムシクイとヤブサメとは、ともにウグイスの仲間。一方が葉隠れの忍者なら、他方は藪の忍者。見付け出すには鳴き声を頼りにピンポイントで居場所を特定するのだが、聴覚が衰えるとそれが難しく、ともに老人泣かせの鳥でもある。

 

(葉隠れの忍者--センダイムシクイ)

(藪の忍者--ヤブサメ)

 

都合よく、その鳥たちが相次いで水場にやって来た。

(センダイムシクイ--頭央線あり、緑褐色)

 

 

 

 

(ヤブサメ--尾が短い、褐色)

 

 

ヤブサメの鳴き声については絶望的で、聞いたことが無い。周波数は他の鳥の23倍。普通の人が聞

る範囲ではシシシと虫の声に聞えるらしいが、われら老夫婦の耳には高音が過ぎて何も聞こえない。

 

あれ、ヤブサメは挨拶もなく山に帰って行くのかな?

 

 まだ人め 知らぬ山辺の 松風も 音して帰る ものとこそ聞け(更級日記) 

(別れの一言もなく去って行ったあなた。まあなんと薄情な人でしょう。松風でさえ音を落して行く 

 と言うのに)

 

 

                撮影場所  神奈川県・早戸川林道(5月)   撮影  S・植木