医師・薬剤師向け会員制サイト、m3.comで、私の寄稿記事が掲載されました。
(m3.comのコンテンツ、医療従事者の経験・スキルをシェアする「メンバーズメディア」内での掲載です)
今回は
「自科あるある」
というテーマで書きました。
私の専門分野は、膠原病・リウマチなのですが、「うちの診療科ならでは」のこんなハプニングが…?!
非会員の方向けに、以下に本文を転載します。
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関節リウマチ患者の診察で行うこと
当科でもっとも患者数が多い疾患は、言うまでもなく、関節リウマチ(RA)です。
RAの患者さんを診察する際には、手や足の関節を触ってみて、「圧痛のある関節」「腫れのある関節」の有無や、その数を確認することが、とても大切です。この所見によって疾患活動性を評価して、必要に応じて治療薬を調整するのです。
そんなわけで当科の外来では、診察室に患者さんが入ってくると挨拶もそこそこに、まず手や足の関節を触らせてもらうことがよくあります。
慣れた患者さんだと、私たち医師が触りやすいように、診察室に入る前から袖をまくったり腕時計を外したりしてスタンバイしてくださっていることもあります(ありがたや……)。
他科の診察では、あまり目にしない光景かもしれません。
数十年のベテラン部長が「困った」
さて。
以前、この道数十年のベテランである、当科部長先生がこんなことを仰っていました。
部長先生「この前、(一般内科の)救急の当直をしたんだけどさ……RAの診察のクセが抜けなくて、ちょっと困ったのよ」
トリおんな「え、何かあったんですか?」
部長「ついつい、手とか膝とか触っちゃってさぁ……
『主訴:咳嗽』の患者さんに」
トリおんな「あー…その診察は、あまり必要なかったかもしれませんね(汗)」
部長先生「トホホ」
部長先生曰く、患者さんからは「やけにベタベタ触ってくる医者だなぁ」というような視線を向けられたそうです(笑)
でも、同じ診療科の者としては、「あるある! 」と大変共感した一幕でした。
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