医療者向け会員制サイト、m3.comでの連載が公開されました。
(m3.comのコンテンツ、医療従事者の経験・スキルをシェアする「メンバーズメディア」内での連載です)
今回のタイトルは
製薬会社の営業担当者(MR)さんとのエピソードを書きました。
非会員の方向けに、以下に本文を転載します。
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内科医のトリおんなです。
前回は、高齢患者さんの「○○コレクション」にまつわる、ちょっとトホホな話をお届けしました。いかがでしたでしょうか。
今回は、製薬会社のMRさんとのエピソードです。
それではどうぞ。
若手医師 MRから面会を申し込まれ…
MR(製薬会社の営業担当)さんから、薬剤の説明を聞いてほしいと、面会を申し込まれることがあります。
平たく言えば、薬の「売り込み」ですが、最新の臨床試験の結果などを教えてもらえることで知識のアップデートに繋がることもあるので、時間が許せばお受けするようにしています。
論文や受賞歴まで把握?!
好印象の某社MR
さて、先日、某社のMRさんに初めてお会いしました。
驚いたことに、このMRさんは、薬剤の売り込みに終始するのではなく、
「トリ先生のお書きになった論文、読みました!」
から始まり、私の研修医時代の受賞歴まで、遡って調べてきてくださっていました。
「論文に感銘を受けました」
なんて言われて、すっかり嬉しい気分になってしまった私。
もちろん、「MRさんが良い人だからこの会社の薬を使おう」というわけではありませんが、MRさんが好印象だと、話を聞いてみたくなるのは事実です。
まだ若手の私にここまで丁寧な対応をしてくださるMRさんは珍しかったので、
(また次の面会申し込みがあれば、ぜひお受けしよう)
と思っていました。
せっかくの好印象が…
MRの「惜しい」ミス
追って、そのMRさんからお礼のメールが届きました。
「本日は、お忙しい中お時間ありがとうございました。前途有望なトリ先生とお会いできて光栄でした」
などと、ご丁寧な文面でしたが…
なんとも残念なことに、
宛先の、私の名前の漢字が間違っていたのです!
自分の名前を間違えられると、誰でも良い心持ちはしないものです。
『しょせん、名前を間違えるくらいだもの。あの褒め言葉は全部うわべだけだったのね』
という気持ちになり、面会の時の好印象が、すっかり崩れ去ってしまいました。う~ん、惜しい!
「人の振り見て我が振り直せ」と言います。
このMRさんと再びお会いする機会があるかどうかはわかりませんが(笑)、私自身も、くれぐれも他の方のお名前を間違える失礼のないよう、気をつけようと思いました。
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