お知らせがあるので、ぜひ最後までお読みください
今月は、麻酔科をローテートしています。
ペーペーの研修医と言えど、2年目ともなれば医療現場で行われるたいていの手技は経験済み。
しかし、2年目でもいまだに経験できていなかった「ラスボス」手技の一つが
気管挿管
でした。
※気管挿管とは…
全身麻酔の手術などで、患者さんの口や鼻から気管にチューブを入れ、空気の通り道を確保すること。
今回、麻酔科を研修科に選んだ目的の一つが、この気管挿管の技術を身につけることだったのです。
指導医
「よし、じゃあトリ先生、挿管してみようか」
指導医の監督の下、喉頭鏡という器具を患者さんの口に入れ、方向をしっかり見定めたうえで、
えいやっ!
とチューブを挿入。
……よし、ちゃんと換気できてるぞ。
大成功!
最初は苦戦する研修医が多いって聞くけど、
思ったよりチョロかったなー
私、もしかして麻酔科医の才能があるんじゃない?(麻酔科に進むわけじゃないけど)
そんな甘〜いことを考えたところで、
ハタと気がつきました。
私が挿管した患者さん、、、
、、、
総入れ歯だったわ!!
手術時は入れ歯を外して「歯がない」状態なので、口の中を覗き込んだとき、ものすごーく視界が開けていたのです。
道理で、入れやすかったわけだ!(笑)
そんなわけで、その後担当した「歯がある」患者さんの気管挿管では、ちゃんと人並みに苦戦する羽目になりました。
やっぱり、世の中そう甘くはないものですね。
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