■あらすじ
1996年5月。
エベレストの商業登山を仕切っていた登山家ロブは
また新たな顧客たちを連れて頂上を目指していた。
実際にあった事件を映画化した作品。
感想。
山は地獄。
雪山遭難の解説動画見てたら
「この話、映画になってるよ」とあったので見てみた。
あの、山はね、地獄ですよ…
春夏秋冬、常に地獄…
足を踏み入れる気になれないくらい恐ろしい…
14時下山のはずが16時に下山を始めたロブとダグが亡くなって…
ああ、下りるのが遅れたからかぁ…てなるじゃない?
でもね、ちゃんと時間通り14時に下山した人も亡くなってるのよ…
参加者で唯一の女性だった日本人が…。
20分くらいの解説動画を見て話の全貌は知ってたわけだけど
いざ映像で見ると、ここまでか…ここまでなのか…てなっちゃったね…
作品として云うと、登山始まるまではちょっとダルかったけど
始まってからはテンポ、映像、役者さんすべて素晴らしかったです。
素晴らしかった分、怖かった。。
見てて思ったのが、誰かを助ける為に向かった人も犠牲になる、
ていう負のサイクルはどうなんだろう、てこと…
そういうものだ、と云われてしまえば、そうなんですね、としか
云えないわけだけど、見ててなんか…うぅうん…て。
映画というよりドキュメントを見た気分。
そして同時に最近見た中で一番怖いホラーだった。
「ロブは今もエベレストに眠る」という一文にゾッとした。