グランドソフトボール | 一般社団法人トレジャーリング  バスケットボールクリニック

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元バスケットボール女子日本代表選手、元WJBL選手が直接指導!!バスケットボールの技術向上と外傷予防。ケガから体を守り、スキルアップに繋げよう!!

みなさんこんにちは晴れ
猛暑やゲリラ豪雨など不安定な気候が続いていますが、夏休みヒマワリ満喫していますか?
ブログ担当のトレーナーの網田です。
 
少し前の話になりますが、『グランドソフトボール野球』というスポーツの大会でトレーナーサポートをさせていただく機会がありました。
今秋東京都で開催される『全国障害者スポーツ大会』のデモンストレーションということだったのですが、私自身初めて目にする競技で大変勉強になった1日でした。
 
『グランドソフトボール野球』は、転がしソフトボールとも呼ばれ、視覚障害(全盲・弱視)を持つ方が行うソフトボールです。
 
基本的にはソフトボールと同様のルールになりますが、ピッチャー(全盲の方でなければいけません)はハンドボール位の大きさのボールを転がします。
 
ボールはブラインドサッカーのように鈴が入っていないので、キャッチャー役の人が手拍子を打って投げる位置を知らせます。
 
打者はそれをバットで打つわけですが、守備に就いている全盲の方が、ボールが動いている間に捕球できればフライ補給と同じとなりアウトになります。
 
ここがこの競技の面白いところです!
例えば、外野に大きくライナーを打ったとします。
普通はノーバウンドで捕球できなければヒットとなり、ツーベース・スリーベースと進塁しますが、
ボールが完全に止まるまでに全盲の方がボールをつかむことができた場合はフライ扱いになるので、
うっかり二塁に進んでいるとダブルプレーをとられてしまうこともあるのです。
 
その他にも、出塁用ベースと守備用ベースが別々にあったり、全盲の方はアイシェード(目隠し)をつけなければいけないなどのルールがあります。
全盲の方は他の人に全盲であることを示すためにアイシェードをつけるそうなのですが、選手によっては目が見えているんじゃないかというぐらい正確で素早いプレーをされるそうなのです
 
その時はデモ大会だったので4チームしか出場していませんでしたが、中には速球でバンバン三振をとる全盲のピッチャーがいたり、プロ野球選手さながらの守備を見せる選手もたくさんいらっしゃるそうです。
楽しそうですよねラブラブ!
 
国体と並行して開催されるこの大会、日ごろ障碍者スポーツに触れ合う機会は少ないと思いますが、こういったスポーツを知り観戦することは非常に意義のあることだと思います。自分自身の勉強にもなります。
 
皆さんもよかったら障害者スポーツに目を向けてみてください。

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※グランドソフトボールの写真が無く…
先日乗った水上タクシーからの1枚ですニコニコ