3C分析なるもの
さて、前回システムのお話から
「経営計画」を創るという流れに
なりましたので、今回は3C分析
というフレームワークを使って実際に
色んな角度から考えてみましょう。
これはクリエイターさんのように
「商品」を持つ方でも、ボクのように
コンテンツビジネス展開を考えて
らっしゃる方でも必要になってくるんじゃ
ないかと思いますので最後までお付き合い
頂ければ幸いです。
そもそも「3C分析」そのものを
知りたい方は↓ コチラから ↓
https://ameblo.jp/torayoshi626/entry-12655451409.html
企業理念
さてこの「3C分析」ですが、これだけを
単品で見ると、ハッキリ言って何の
こっちゃ分かりませんが、詳しく紐解いて
いくと、この分析の役目自体は
「自身の企業理念を立てなさい」
という内容に他なりません。
#本格的に経営計画を立てる前の準備段階
仮に自身が「商品クン」になりきった目線から
これから展開される”市場”や”顧客”を見た時に
「自分は誰の何をどうする為に生まれてきたのか」
という事を考えてみましょう。
UnsplashのMartenBjorkによる写真
ここは一般的に有名な5W1Hで表すと
比較的簡単にできるんじゃないかと思います。
・When:いつ・どんな時
・Who:誰が
・Where:どこで
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように・どうする
これらが全て埋まれば、あとはそれを
文章に組みなおせばそれが「理念」に
早変わりしませんか?
これが1つ目の”C”(Customer)です。
自身が持っている商品、それは一体
どこで誰にどんな効果をもたらすのか。
これを商品目線で言語化する事が
できるかどうかを問われています。
後は「市場規模」と「成長性」ですが
これはよっぽどニーズを度外視した
ゲテモノ商品でなければ
今調べる必要性は感じません。
#怪奇現象とか幽霊とかUFOと扱うなら要るかも
#あとは見る人によっては不快に感じるコンテンツとか
競合の考え方
続いて2つ目の”C”(Competitor)ですが
これは、競合が「いるから」どうこうではありません。
以前ご紹介した「競争地位別戦略」の
”立ち位置によって打ち手が変わるよ”
という内容がほとんどを占めます。
そもそも「競争地位別戦略」そのものを
知りたい方は↓ コチラから ↓
その業界のトップリーダーはフルライン戦略が
有効だと書いてあると思いますが、それは設備が
整った大企業のお話です。
個人起業家の業界では、もう少しシビアな
戦いが繰り広げられていて、業界トップの戦略は
自分より格下のアイデアをパクッてしまう
になります。これは、自身がシェアのトップに
居続ける為に必要戦略で、チャレンジャーを
寄せ付けない為に欠かせない手段です。
小さな変化球は、それより少し大きな投資で
「自分もやる」これがトップランナーの勝ち方になります。
analogicusによるPixabayからの画像
さて、これはシェアトップランナーの打ち手であり
チャレンジャー以下は全て「弱者」に当てはまり
ますので戦略はガラッと変わります。
「チャレンジャー」の戦略は『差別化を図る』
が最もメジャーな打ち手になります。
しかし、生半可な差別化はトップが真似を
してきますのでここはトップが簡単にやらない
路線に変更するぐらいの差別化が必要です。
例えば「キッズ商品」であれば、業界
トップランナーのお子さん年齢を
避けるだけでも変わるでしょう。
#ベビーやキッズやジュニアで分けてしまうのもありですね
#流石のトップもそこまで無理して迫ってこれない
大まかに言ってしまうと
「自分よりも大きいヤツはパクりに
くるから華麗に避ける」という事と
「自分より小さいヤツは叩く(パクっちゃう)」
競合がいる世界観はこんな感じで展開されています。
#だからみんなブルーオーシャンを目指すのね
ただ、中には「そこ本当に競合?」といったケースや
「度外視してるケド、今後シェア奪われちゃうよ」
といった”代替者”の存在も無視できません。
そして、どこの起業塾でも発信されている
とは思いますが、我々弱者が一番やっては
いけないのが価格競争です。
#大きい所は体力あるから同じ事されたら負けちゃう
ビジョンを持つ
そして最後の”C”(Company)では正に
”企業理念”や”ビジョン”を持てと言ってきています。
これは最初の”C”で出した市場・顧客の理念を基に
企業理念を決めなさいという事です。
そしてこれが決まっていない内は「経営計画書」
も創れません。「経営計画書(企画書)」を創る前には
企業理念が要るという事を覚えておきましょう。
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今回はここまで。