先の記事を記していて思い出した
昨日のレッスンでのこと
切り返しバンバンで回旋からガンガンに突っ走っていたとき
自分の前方、その鏡の前にISが移動して来た
諸自分と重なる位置
どのクラスでもそうなのだが、鏡で動きをチェックしながらブンブンに振り切っていることでそれに被されると反射的に身体を移動させる
その時も一瞬チッと思ったが、不思議と反射は起こらなかった
ガンガンのガンガン状態、如何にも私を見て!と言わんばかりの挑発モード
いやはや、これにはしてやったりとほくそ笑む
或る側面を引き出す程無上の快感はない
かつて十年程前だったか、取手のクラブが別会社となりキャンペーン期間でワンコインで利用出来ると情報がありいそいそと出掛けたことがあった
母体は変われど、そのスタジオに見たメンバーは地元の方や大森また池袋OBだった
正方形に近いやや奥行きあるスタジオにところ狭しとメンツが並んだ
移動範囲は限られているも、ガンガンの爆走モードにスタジオ中大盛り上がり
当時としてはもう珍しくなった、至るところでの同調ボイス
熱気が熱気を呼びさらなる熱風に包まれる
或る瞬間、その視界に捉えたもの
快楽そのオーラに纏われたISのキュー
それを引き出した空間のエネルギー
この状態を目にしたのは、後にも先にもこの一度だけだった
我ら世代、エアロの黄金時代から続く時間を駆け抜けた仲間たち
あの声とその映像は、けして色褪せることなく長い長いフィルムに収められている。
➡ 歩み、その一過程に於いて