有価団は来ていない。でも、余裕こいて虎帰ってきた。下ヘ行って見ると、硝子の小皿が置いてあった。誰か、餌を与えた。

 冷蔵庫の下が濡れている。ドアの周りのゴムが緩んでるので、湿度の高い空気が中に入ったようだ。ガムテープで、緩んだ部分を塞ぐ。中に氷が出来ていた。凍った棚を思いっきり引っ張ったら、卵のパックの中4個が潰れた。中のむき出しの配線も切った。しまった、と思ったが、何とか繫いだ。仕方ないからオムレツを作る。今週は卵なしや。

 虎は、おほおほおほっと、咳をした。急に冷えたからだろう。でも明日はまた、暑くなるで。

 やっと終わった、蛸の言うとおり。記念にスペインオムレツ。

 有価団は帰ってきた、下で,右派右派右派は、と笑っていた。でも、夕方にはいなくなっていた。奴の庭のとまと、喰ってやった。虎は黙って入って来て、ソファーの上に足を投げ出した。下で餌を貰って、腹一杯で、何も強請らない。

 熱狂は去ると、誰が勝とうがどうでもいい。阪神が勝とうが、巨人が勝とうが。それより変らないことを大事にすべきだ、熱が冷めるとそう思う。

 優か団は何処へ行ったか、下の爺も知らない。親分に聞くと、他人の自転車を修理して、売り飛ばしていたので、叱ったと、それで逃げ回っているらしい。

 金が無いんだな、ギャンブルだろう。馬鹿な奴だ。庭のとまとは熟していた。餌を貰っていた虎は、家で、まだ空いていない袋を破って食う始末。

 やりたいようにやった権力者の顛末。

 ラテンの刹那的生き方。とんでもないけど、分かる。ラテンの血が騒ぐ。

 さて、スペインのサッカーは、頂上に立てるか。蛸は立てると、鸚鵡はオランダと予想。

 下にいる憂歌団、いつの間にかいない。車が無い。戦っていた、猫殺し女はいなくなり、よかったといって、鳥の餌場を復活させたのに。

 賭け事が好きで、破滅したのか。

 猫殺し女の家は解体され、今は畑になり、葱が植わっている。子猫の供養の花が誰か缶に入れておいてある。

 夜のみだらな鳥、も何が面白いのか分からん。障害者が祭られて、、修道院で実は淫欲にふけり死んでいく話。何でこんなものが世界文学か判らない。まっ、運がよかったからだろう。