今年もプロ野球のオールスターが無事終わりました。
今年はルーキーたちの活躍が目立ち、盛り上がりにも貢献してくれましたが
近年同様「夢の球宴」という異名には少し遠いような感じがしました。
かつて交流戦がないころは、セリーグとパリーグの選手が対戦するのは
（オープン戦などを除くと）日本シリーズのみ。
それ故、オールスターでセパの選手の対戦は極めて貴重でした。
しかし交流戦がスタートし、それらの対決も毎年見られるようになると
オールスターの「夢」度合が薄れてきたようにも見えます。
また、かつてのパリーグが人気・知名度に劣るセリーグに対して、敵対心のような
強い闘争心で真剣勝負を挑むという空気も近年は減って来ました。
オールスターが面白くないとの声はしばしば聞かれますが、それを
払拭するには「夢の対決」「貴重性」「真剣勝負」ではないでしょうか？
そこで、面白いオールスターの改革案（大げさですが）を考えてみました。
まずは「夢の対決」
かつてはセリーグとパリーグが日本シリーズ以外で戦うというのは、
まさにそれだけで「夢の対決」でした。
交流戦もスタートして、セとパの対戦だけでは「夢」ではなくなってきました。
そこで、新たな「夢の対決」を考えました。
題して「アラカルトオールスター」
所属球団やリーグの枠を越えて、その時だけのためのまさに夢の対決。
例えば、
10代・20代選手ｖｓ30代・40代選手
甲子園出場経験選手ｖｓ未出場選手
高卒選手ｖｓ大卒選手（社会人からプロに入った選手は社会人前の学校の方で）
どうでしょうか？まさに夢の対決だと思うのですが・・。
少し考えただけでもこれだけ出て来ました。真剣に多くの人で考えたら
もっとたくさんの夢の対決があると思います。
ファンから対決テーマを募集するというのもいいかもしれません。
しかし、今までのセリーグ対パリーグも見てみたいという声も
当然あるでしょう。長い歴史のあるこの対決は辞めにするのはよくないと
思います。そこで、オールスターは上記の「アラカルト」との2試合に
してはどうでしょうか？
そうすると通常のオールスターも1試合になりますが、たった1試合ということで
「貴重性」が生まれると思います。
最後に「真剣勝負」
かつてはパリーグの対抗心が、真剣勝負の度合を強めましたが、
今は事情が違うので、それを求めるのは無理かもしれません。
そこで、勝利へのメリットとしての特典があれば・・と思い、考えました。
現在はドラフトのウェーバー指名順が勝ったリーグに与えられますが、これに
プラスして1巡目のリーグ優先権にしてはどうでしょうか？
（例として2チームが重複した場合、所属リーグが異なれば勝った方のリーグに指名権）
後はメジャーでもある日本シリーズの第１戦の開催権。
ホームで４試合できるメリットは０３年の日本シリーズでも明らかです。
これもつければどうでしょうか？
メリットの効果は少ないかもしれないですが、それならば通常のオールスターは
本拠地ではない、地方開催とするのもいいかもしれません。
普段プロ野球を生でみることの少ないファンの前では、さすがに下手なプレーは
できないでしょう。いつもより気合が入って真剣勝負になるのでは？
以上がオールスター改革案です。
素人考えなので、へんなところもあるだろうし、これで必ずオールスターが
面白くなるとは限らないでしょう。
しかし、オールスターについては前々から思うところがあったので、この機会に
文章にしてしまいました。
読んでくださった方、長文にお付き合い下さりありがとうございました。