璽(シ・通音ジ)は「爾」と「玉」とからなる形成文字である。
「爾」は象形では、 人の正面形を示し、
特にその上半身部と胸部に
(り)を加えた形を示している。
は文身(入れ墨)の文様を示したもので、女子の乳房を中心として加えられる文身形をしめしていて
それを文字化すると「爽」(そう)「奭」(せき)となる。
そして爽の字の上半分を示すのが「爾」で
「花の美しいさま」に用いられ、字の全体は女性の上半身の、乳に施された文身の美麗なる様を表している。
加入・通過儀礼では文身は呪禁として加えられ、朱を用いて描かれる。
「玉」は象形では となり
これは三玉を紐で貫いた形を示したもので、玉は生命力の根源にかかわる魂そのものとして古代人の信仰の対象となった。
水野祐著 勾玉 p153
文身の美麗なる様を表している。』って驚きますわ。
ヽ((◎д◎ ))ゝ