歯や歯茎のトラブルって、歯磨きだけでは・・・・・ダメなの???? | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ

 

   貴女の虫歯を解剖す 


  ー歯磨きしているのに何故、虫歯や歯槽膿漏になるの!!?ー

 歯医者での虫歯や歯茎の状態だけを確認しますが、体全体でみると、どんなことがおきているのだろうと貴女は考えたことはないのではないでしょうか?

 

 1日1回20分以上の歯磨きを行うことが必要とされていますので、もちろん歯をきれいに磨けていないという問題は有ると思いますが。

 それ以外にも、偏った食事によって溜まってしまった「胃腸の熱」が原因の炎症が多いタイプ、腎が弱り、歯や歯茎、そしてそれを支える骨が弱る「腎虚」タイプ、身体を動かすエネルギーの「気」や組織に栄養を伝える「血」の不足による「気血両虚」タイプなどが考えられます。

 

 

◆炎症タイプ:食べ物が原因で、歯ぐきの腫れや出血

 

 

 習慣的に食べているものに、甘いものや脂っこいもの、辛いもの等が多かったり、野菜が少なかったりしている場合や、お酒やたばこなど、「熱」の原因になるものが多い生活習慣をされている方は、胃腸に熱が溜まってしまい、歯ぐきが腫れたり痛みだしたりなど、炎症性のトラブルが生じることがあります。

 その他、口周りのニキビや吹き出物、口角が切れるのも、同じく飲食の不摂生により生じた熱が原因のことが多くあります。そういった方は、冷たいものを欲しがったり、出血しやすかったり、口が乾いたり、口臭があったり、喉が腫れやすかったり、便秘がある場合もあります。舌の色は紅く、苔は黄色かったり、ひどい時は黒くなっていることもあります。

 このような場合は、まず食生活を改めることが大切です。それに加えて、熱をとる黄連解毒湯やハーブティーを使用します。また、血液も粘性が増していますので、冠元顆粒など血液を浄化するものを合わせて服用すると更に良いのです。

 また、食事面では、辛いもの、油っこいもの、甘いものを避けて、葉野菜中心の和食を腹八分目で食べるようにします。ヒントは、カタカナの食材・料理をさけることです。後、気を付けていただきたいのは、熱だからと言って、冷たい食べ物(アイスクリーム、ヨーグルト、氷が入った飲み物など)をとることは、胃腸の機能を低下させるので、これも良くありません。内臓の温度を冷やさない、温かく、消化に良いものをとるようにしましょうね。

 更にいうなら市販の歯磨き粉の代用として、サンクロン軟膏や粗塩で歯磨きすることでも効果があがりますよ。

 

 

◆腎の弱りからくる歯のトラブル

 

 

 「腎」とは、単に腎臓を指すだけでなく、生長、発育、生殖を司り、人体の寒熱のバランスや水分量を調整し、呼吸(納気)を司ると考えられています。

 さらに脊髄、骨、歯、髪とも関係が深い臓器なので、加齢による体の変化は主にこの「腎」の機能の低下と考えています。歯が弱ったり、白髪になったりするのも腎が弱る事だからだと考えられています。腎の機能低下は、年齢によるものだけでなく、ストレスや、長く病気に患っていたりしても、同じく腎の機能は低下してしまいます。

 腎の機能低下による歯のトラブルでは、歯が抜けてしまう、歯槽膿漏、歯ぐきの委縮、歯がぐらぐらするに加えて、足腰の痛みやだるさ、躓きやすくなったり、すぐに座りたくなるのも腎の弱りです。そのほか、頻尿、多尿、手足のほてり、もしくは冷え、記憶力・思考力の低下なども見られることがあります。

 腎を護るには、まず歩くことが大切です。階段を使う、一駅歩く、散歩する、なんでもよいのでとにかく歩くことです。そして腰回りを冷やさないことも大切ですからね。

 漢方薬としてはは、補腎薬の中から選択し服用します。

また、「腎」を強くする食材は、黒いもの、ねばるものを毎日の食事に組み込みましょう。クルミ、黒ごま、黒豆、黒きくらげ、ひじき、山芋、ナマコ、なめこ、オクラ、そら豆、木の実、古代米などがおすすめです。

 


◆気血不足タイプ

 

 

 腫れは少ないけど、出血は有る。疲れも多いのは「気血の不足」

 私たちが生きていくために必要なエネルギーを、「気」と呼んでいます。気は生態活動の源です。気の不足は全ての機能の低下につながります。

 「血」は身体の各部に栄養と潤いを届けています。「血」が不足すると、組織は栄養を失い、弱くなってしまします。もちろん歯ぐきや歯も「血」による栄養供給がなければ正常に機能してくれません。

 気血の不足による歯のトラブルでは、腫れは少ないですが、よく出血します。歯ぐきがやせ細り、歯の根っこが見えてしまうこともあります。また「血」がすくないと、血色は悪くなるので、歯ぐきだけでなく、舌も、顔色も白っぽくなります。気血が少ないタイプの方は、それら症状に加えて、疲れやすかったり、睡眠にトラブルがあったり、風邪などをひいてもなかなか治らないなどの状態も見られます。

 漢方薬としては、婦宝当帰膠など気

 気血の不足はそれを作り出す胃腸を元気に保つことがとても大切です。食事は炎症の時と同じように、葉物野菜を中心とした和食を腹八分目が基本です。疲れているからしっかり食べよう!は逆効果です。胃腸に優しく消化によいものを食べましょう。食欲がない時などは「おかゆ」を食べてください。米はそのままで胃腸薬になってくれます。生もの、冷たいものは避けるようにしてください。

 


◆まとめ

 

 虫歯や歯ぐきなど口腔内のトラブルを、口だけの問題と考えずに、しっかり生活習慣から見直すことで再発を防止できますし、歯磨きだけではケアできない部分もしっかり対応できるようになりますからね。と言ってもやはり大切なのは歯をしっかり磨くことも大事ですので、力を入れずに奥までしっかり磨きましょうね。