貴女の皮膚病を解剖す
飲食の結果は、よく皮膚に表れる。皮膚病の原因は脂肪を代表する痰湿という病的に変化した水分であることが多いってことです。この痰湿は、主に飲食の不摂生により生じます。
◆痰湿ができる一番の原因は飲食
体内の水液は、ほぼ飲食物からの水に由来するので、やはり摂取する飲食物の影響は大です。
特に、甘い物、ねっとりして味の濃いもの、油っぽく脂肪分が多いものの食べすぎは、「痰湿」の生成に直接つながります。
そのわかりやすい例が、コレステロールや中性脂肪などです。
現代の飽食の時代では、あらゆる病気の根底に「痰湿」が隠れているのではないかと感じます。
◆痰湿の影響
★原因がわからない病は、痰湿が原因が多い。
★痰湿による症状の例
肝・胆では、頭痛、イライラ、耳鳴り、口苦、黄疸、関節痛、黄色帯下
心・小腸では、動悸、不眠、精神異常、てんかん発作
脾・胃では、食欲不振、悪心・嘔吐、腹満、身体が重い、口粘る、排便がすっきりしない
肺・大腸では、咳、粘痰、胸苦しい、皮膚の炎症・化膿・強いかゆみ、血便、激しい下痢
腎・膀胱では、排尿困難、排尿痛、結石、むくみなど
◆症状部位と臓腑の関係(大雑把な概要)
目の下から口周り...胃経支配のため、胃弱や食べ過ぎ飲み過ぎを疑う
フェイスラインや耳回り...肝胆系のため、ストレスや飲み過ぎに注意
腕の内側(脇から親指にかけて)...肺経支配のため、呼吸器系のトラブルを考える
腕の外側(肩から人差し指にかけて)...大腸経支配のため、お通じ対策を考慮する。もっとも皮膚病と関係が深い経絡。
首から背中、足の背面...膀胱経の支配のため、水分摂取の過不足やお小水の状況、「腎」との関係を考える
◆まとめ
・脂甘厚味(脂物・甘味・乳製品・酒・高カロリー食材)は週1日程度で
・早寝し血液の浄化促進




