貴女の両親の健忘症を解剖す

健忘症になったらどうしようと不安を持っている人も多いと思います。健忘症のカギとなるのは『気血』です。また、髄は腎精から生成され、その髄が集まったものが脳と考えらえていますので、昨日記載した『腎精』も重要なカギとなります。
解りやすいように公式的に記載すると以下のようになります。


脳=髄海(髄の集まり)← 腎精により生成
記憶力=血による受養+気の巡り
この2つの式から障害が起こるケースは次のことが言えると思います。
・脳細胞の生成に問題
・血行不良(汚れ流れが悪い)
・血の生成不足
・気の巡りが悪い
各障害ケース別に対応策は次のことがいえるでしょう。
◆脳細胞生成に支障
腎精不足ですので、少なくとも腎精を補給してあげればよいのです。
◆血行不良(俗にいう瘀血(おけつ))
血液を浄化し流れをよくする対策を少なくとも行う。
◆脳への血液生成不足で血液も廻らない
鑑別症状:多夢(夢を多く見る)や不眠
少なくとも消化器系の働きをよくし血液を生成しつつ腎陰(熱を冷ます/体液不足)対策が必要となります。
◆気のめぐりが悪い
気の巡りは、肝の疏泄作用を中心に行っているので、すくなくも、この働きをよくしてあげればよいのです。
★まとめ
上の内容を五臓で言い直すと腎、脾、心、肝の順となりますので、これらの臓器系をいかによい状態で保てるかを考えていけばよいにです。
