毎週土曜の特別テーマは、可愛い赤ちゃんを貴女に
女性の体の仕組みを理解しよう。
第2回:貴女のタイプを知ろう
中国医学では、人体は気と血と水と精で作られていると考えています。その中の気と血について本日は、説明させて戴きます。
人体は気の働きにより全ての内臓や血液等が上手く働くと考えています。気を感じる例として、気が張っている時は、風邪にならないが、気が抜けると風邪になるという体験があると思います。
また、女性特有の月経、妊娠、出産、授乳の主な担いては、肝機能言い換えれば、血なのです。この血に気の助けが加わりはじめて血は、力を発揮できるのです。これら、血と気のトラブルは、不足状態(虚)と過剰な状態(実)の二つです。
それぞれ、気が不足状態の気虚、気が過剰な状態の気帯、血が不足状態の血虚、血が過剰な状態の血お と言われます。
次に特徴等を説明させて戴きます。
1、気虚タイプ
全身の症状としては、息切れ、声が小さい、精神的疲労、高血圧
生理の特徴としては、月経血量が少ないあるいは多い、ダラダラと出る、薄い色
基礎体温は、全体的に低体温て、高温期の上昇が遅い
漢方薬としては、四君子湯や補中益気湯など補気薬を使用し改善に努めます。
2、血虚タイプ
全身の症状としては、爪や唇に赤味が無く白っぽい
生理の特徴としては、月経が無い、あるいは月経血量が少ない、薄い色
基礎体温は、低温期が15日以上と長く、高温期が13日以下と短い。
漢方薬としては、四物湯等補血薬を使用し改善に努めます。また、気虚と血虚は、同時に起こる場合が多いので、ハチチントウや婦宝当帰コウなどを使用し改善に務めます。
3、血おタイプ
舌の色や舌の斑点が黒っぽいあるいは、紫暗色、指すような痛み
生理の特徴としては、月経血色黒、塊がある、月経痛、月経が無いあるいは遅れる
基礎体温の特徴としては、月経期になっても体温低下がスムーズに落ちない。
漢方薬としては、田七人参や冠元顆粒などの活血薬を使用し改善に努めます。
4、気帯タイプ
全身的な症状としては、腫れて痛む、イライラ、怒りっぽい、痛
み場所が移動する、胸脇腹部の膨張感、ゲップ
生理の特徴としては、月経痛、月経前に乳房が張れて痛む、生理不順
基礎体温は、全体的に体温の変動が激しい、排卵がわかりにくい
漢方薬としては、開気丸等理気薬を使用し改善に努めます。
http://stat.ameba.jp/user_images/20170216/07/toratomamu/a1/c4/g/o0690026813869827433.gif@@690@268