肝は《ド煩い臓》で肝臓は《沈黙の臓器》ではない。
西洋医学では肝臓は沈黙の臓器と言われますね。血液検査は機能低下を検査するものでなく臓器が壊れているのかを検査しているので、肝臓が壊れないと健康診断などの検査では異常なしと判断されるのです。
中医学で肝の働きは疏泄と血を蔵すです。
具体的には次のような働きとなります。
血液量の調整(蔵血)
疏泄(気の流通がよい=情緒安定し血流もよい状態)
胆汁の分泌や排泄
筋(る腱・筋膜・じん帯等)が病的になるとケイレン、しびれ、ひきつけや硬直など
爪が病的になるともろい、変形など
目が病的になると目の疲れ、かすみ、視力減退、乾燥感、しみるなど
情緒が病的になるとイライラする
血流が悪くなると青筋となる
月経不調
眠りが浅く嫌な夢を見る
便秘や下痢を繰り返す
突然逆上せたり冷えたりするなど
こう理解すると、貴女の体は貴女に異常があるよとサインを出し続けていませんか?
