「一転語」
心機を一転させる語。迷いを転じて悟りを開かせる一語。
悟りを得たわけではありませんが、「生きるとは」を読んだとき震えるような感じがありました。
初めて芳村思風先生の講義を聞いた時、本に書いていただいた
『降りかかる苦難の中に使命あり』
というサインで、まっ黒だったオセロの駒が一気に、白にひっくりかえっていきました。
同じ言葉を何度も紹介しています。
読むときの状況で、響き方が違います。
知っているかもしれませんが、もう一度読んでみてください。
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生きるとは
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人間において生きるとは、
ただ単に生き永らえる事ではない。
人間において生きるとは、
何のためにこの命を使うか、
この命をどう生かすかということである。
命を生かすとは、
何かに命をかけるということである。
だから生きるとは命をかけるという事だ。
命の最高のよろこびは、
命をかけても惜しくない程の対象と
出会うことにある。
その時こそ、
命は最も充実した生のよろこびを味わい、
激しくも美しく燃え上がるのである。
君は何に命をかけるか。
君は何のためになら死ぬことができるか。
この問いに答えることが、
生きるということであり、
この問いに答えることが、人生である