今日のテーマは、不眠症です。
不眠症は、以下の4つのパターンで対策します。
①痰熱型
脂物や甘味や高カロリー食材等の過食により消化器系機能が低下し湿が停滞し熱が上昇した状態。多夢、ゲップ、よく目が覚める、眠りが浅い、痰が多く、舌苔が黄色等の症状が特徴で、漢方薬としては、温胆湯系を選択し、大根、冬瓜の種、昆布、海苔、クラゲ等を意識して食してみましょう。
②肝火上炎型
精神的なストレスや激怒等感情の乱れが肝機能を低下させ熱を帯び上昇した状態。寝付けない、眩暈、頭痛、耳鳴り、目が赤い、脇が痛い、舌の色が赤く、舌苔の色は薄黄等の症状が特徴で漢方薬としては抑肝散をファスト選択し、セロリ、トマト、菊花と枸杞実、牡蠣の殻の粉、薔薇や桑の葉のお茶等を意識して食べてみましょう。
③心腎不交型
過度な性行為や不摂生などで、腎機能の冷やす機能が低下し熱を冷ませず熱が上昇した状態。手のひらや足の裏や胸等が火照る、寝汗、足腰がだるい、喉がよく乾く、舌は紅色で舌苔は少ない等の症状が特徴で漢方薬としては、黄連阿膠湯をファスト選択し、白菜、梨、葡萄、木耳、烏賊、黒豆、レンコン、百合根、桑の実、白木耳、豚皮等を意識して食べてみましょう。
④心脾両虚型
心労や働き過ぎやクヨクヨし過ぎで、消化器系機能が低下し気血を生成できず、血行不良となった状態。顔が黒っぽい、便がゆるい、食欲不振、精神疲労、疲労、舌は白っぽい等が特徴で漢方薬としては、天王補心丹をファスト選択し、ほうれん草、にんじん、ナツメ、木耳、ナマコ、ハスの実等を意識して食べてみましょう。