今日のテーマは、高血圧です。
高血圧は、二次性高血圧と本態性高血圧にわかれます。二次性高血圧とは、病気が元で高血圧にいたったものを言い、本態性高血圧とは、原因不明で体質的なものを言います。ちなみに血圧降圧剤は、下の血圧を下げる効果はありませんし、根本対策出ない為に腎不全に至る可能性が高いのです。
次に中国医学的に原因を説明させて戴きます。
1、動脈硬化型は、血液がネバネバ状態で血管を損傷硬化させる為に内径が細くなり血圧が上がります。漢方薬としては、冠元顆粒が効果的です。
2、腎機能低下型は、端的に言うとホースに水が一杯に溜まっている状態をイメージしてみて下さい。下の血圧が高い人は、ほぼこの型です。体内の水分代謝機能が低下している状態です。漢方薬としては、こ菊地黄丸をファスト選択し腎機能を改善します。尚、動脈硬化型と腎機能低下型は、同時に起こりやすいので、釣藤散と冠元顆粒とコ菊地黄丸を合わせ漢方薬を服用して戴きたいです。
3、精神的に負荷は、ストレス等により、肝臓機能が低下し血液の流れが悪い為に高血圧状態になります。怒りぽい人に多く、逍遙散あるいは抑肝散をファスト選択し改善に努めます。
4、気虚型は、体内エネルギーが低下していることにより、疲労感やダルさを感じ上下共に血圧が高くなりのが特徴です。胃腸機能改善の為に、香砂六君子湯を服用し改善に努めてみましょう。
生活習慣対策としては、脂系や甘味や高カロリー食材を控えるようにし、60分程度の散歩を心がけてみましょうね。
高血圧性腎不全と言われるように、根本対策を行わないと腎不全に至り透析を受ける可能性が高い病気でありますので、一人でも多く根本対策して戴きたく。