今日のテーマは、肩こりです。
肩こりの原因は、血行不良です。ストレスにより、肝臓からのフレッシュな血液供給が受けられず、筋肉が酸素や栄養素を受け取れない状態で、老廃物がたまりっていくのです。また、酸欠状態で筋肉を使用すると筋肉内に乳酸菌が発生します。〆鯖を想像してもらえば、わかりやすいと思いますが、酸は筋肉を固くしめるので、肩が固くしこるのです。肩こりしやすい人は、同時に目も疲れやすい傾向にあります。
目の疲れを伴う人には、コ菊地黄丸で、ストレス過多の人には、逍遙散あるいは抑肝散で、血行不良の人には、冠元顆粒等を用います。また、長期服用には、向きませんが葛根湯を用いて筋肉の緊張を緩和する方法もあります。
肩井(首の根元と肩先のど真ん中)と天髎(肩井から指幅2本背中側)をお灸やホットタオル等で温めます。更に痛み止めとして、合谷(手の甲側で、親指と人差し指の間の骨が交わる手間のクボミ)と手三里(肘を曲げた時に出来るシワの親指側端から指幅3本手首側)を押します。更に四十肩の人は、肩グウ(腕を曲げ肩と水平になるように回す時に出来る肩関節の2つのクボミの胸側、上腕骨と肩甲骨の間)を押します。
生活習慣対策としては、日頃から運動し、肩の筋肉を鍛えてみましょう。また、 便秘がちの人や胃腸の働きが悪い人は、肩こり傾向が強いので、咀嚼回数を意識し一物全体食を心がけて戴きたく。