今日のテーマは、ニキビ、吹き出物です。
ニキビが出来やすい部分は、顔、首筋、背中、
等上半身に出来やすい傾向があります。
熱性をもつと赤色になり黄色の膿をもつように
なります。また、その根底には老廃物を排泄する
能力が低く肝臓の解毒機能も低く血液循環も
悪い状態です。更に、過食や月経前緊張症候群等も
重なるとますますニキビが出来やすい状態に
なります。女性でニキビが多い人は、男性ホルモンが
多い人です。このような諸条件が重なり皮脂分泌が
過剰になり皮脂腺をふさぎ、毛穴を詰まらせ、
そこに細菌感染を起こすとニキビが開花します。
漢方薬治療としては、肝機能を向上し熱を
冷ます清上暴風湯や十味敗毒湯等を、
生理前にニキビが悪化する人は、逍遙散を、
同時にのぼせ傾向がある人は、加味逍遙散を
併用し、口内炎が出来やすい人は、六君子系を、
生理痛が強い傾向の人には、冠元顆粒と逍遙散を、
手足が冷たい傾向の人は、冠元顆粒か桂枝茯苓丸を
ファースト選択します。
次に胃腸の働きを良くするツボをご紹介致します。
合谷(手の甲側で、親指と人差し指の骨の間の付け根前)
曲池(腕を曲げて肘の内側に出来るシワの終点)
中イン(みぞおちとおへその真ん中から指幅4本上)
胃愈(ウェストの一番くびれの背中側で指幅4本上
かつ左右に指幅2本離れた場所)
を押すか、温める効果があるクリームをぬる。
生活習慣面では、動物性食品、甘いもの、食べ過ぎ、
飲食等を控えるようにし、早寝と適度な運動を
心がけてみましょう。
また、石鹸等で洗顔し毛穴等を綺麗に保つことも
大切です。