下痢 | シンデレラダイエットのよっちゃん オフィシャルブログ


 今日のテーマは、下痢です。


 中国医学では、原因別に熱痢と寒痢で対応を
考えていきます。


 熱痢とは、食中毒等細菌やウイルスに
感染した下痢です。便の色は、濃い黄色て、
臭いが強いのが、特徴で、場合により排泄時に
肛門に熱を感じる人もいます。

 このタイプは、水分補給に気をつけながら、
下痢を止めずに下剤効果のある葛根ゴン連湯
や白頭翁湯等の漢方薬を用います。



 次は、寒痢についてですが、お腹や体の冷え
からくる下痢です。


 このタイプには、人参湯や真武湯等体を
温める効果がある漢方薬を用います。




 下痢に効果があるツボをご紹介させて戴きます。

 神闕(おへそにあるツボ)ドライヤーや蒸し
タオルで温めます。次に、合谷(左右の手の甲側で、
親指と人差し指の骨の付け根にある)を押します。
更に、裏内庭(左右の足裏の人差し指の付け根に
ある)を先の細いものでギュト押します。


 食事で、体質改善出来るのは、寒痢タイプです
ので、寒痢タイプに良い、胃腸の働きを助け体を
温める効果のある食材をご紹介させて戴きます。

 芋類、豆類、かぼちゃ、とうもろこし、
ハトムギ、栗、キャベツ、ニンジン、林檎、イワシ、
ぶり、赤貝、マグロ、インゲン、カブ、タマネギ、
生姜、にんにくの芽、紫蘇、長ネギ、ニラ、パセリ、
舞茸、ししとう、クルミ、金柑、ナツメ、甘酒、
黒糖、酢、酒粕等です。


 特に山芋、ハトムギ、紫蘇、梅干し、レンコン、
らっきょ、林檎、酢の物は、下痢を止める効果も
ありますので、当分の間常食して戴きたいです。


 また、梅干しエキスを一日数回飲んだり
梅干しの黒焼きも下痢止め効果があります。


 注意する食材としては、生冷飲食や脂甘厚味
(揚げ物やバター等脂こいもの、ケーキ等甘い物、
肉、牛乳等)です。



 調理例としては、山芋粥をご紹介させて戴きます。

  材料(2人分)
   白米0.5合、山芋4cm、青紫蘇2枚、栗6個、
  梅干し2個、水3カップ、ハトムギ大さじ1程度


 作り方
   ハトムギは、一晩水につけておきます。

   山芋は、1cmの角切りに、紫蘇は、
  せん切りにします。

   鍋に湯を沸かし、白米、ハトムギ、山芋、
  栗を入れ弱火で、煮込みます。途中水が
  少ないと感じたら、つぎ足します。

   白米が柔らかくなったら、紫蘇を
  散らし、煮たてます。

   器に盛り、梅干しを添えたら完成です。