はじめに
前回の記事から約2ヶ月弱の期間が空いてしまいました。
また再開しますので、閲覧いただければ嬉しいです。
《 関連記事 》
今回の記事は上記関連記事の続きです。
それでは、どうぞ。
処理速度について
【 検査結果 (再掲) 】
『処理速度』は、目と手を協応させて単純作業を素早くこなす力の指標です。
「見て書く」という課題では、作業ペースに遅れが見られています。作業の質は丁寧で綺麗なのですが、そちらに注意を注ぐためか、または記号を書くという細かな手作業があるためか、速度は遅れやすいところがあるようです。
速度や量を求められる仕事には向いていないかもしれませんが、丁寧さに重きを置くような仕事には向いていると考えられます。
手先を使った作業では時間がかかりやすいということを意識しておき、早めに取り掛かる、時間に余裕を持って取り組むなどの工夫をすると良いでしょう。
「見て判断する」課題では、ペース良く作業を進めることができています。
ただし、見落としのうっかりミスが見られています。たくさんの記号が並んでいて視覚的な注意を分散させながらやらなければならないため、その点が苦手でミスが起こりやすいのかもしれません。
検査の他の課題でも注意力、うっかりミスの起こりやすい傾向が見られているようです。作業に取り組む際には、確認や見直しを心掛けておくこと、周りに気が逸れるものを置かない、不要な刺激となる部分は隠してやるべきところだけ見えるようにするなど、集中しやすい工夫をしてみることも勧められます。
【 私見 】
「単純作業を素早くこなす」という点については、少々自信がありました。
社会人として働くまでは、「丁寧だがスピードは遅い」もしくは「スピードは速いが丁寧さに欠ける」という両方の素質を持ち合わせていることが理想であると、薄々は感じていました。
ただ、実際は両方の素質を持ち合わせている人間など「いない」に等しく、いずれか一方の能力に長けてさえいれば、それで社会人として乗り切っていけるものだと思い込んでいました。
しかし、実社会での競争は激しく、いずれか一方の能力に長けているだけでは足りず、両方の素質を持ち合わせていて一人前であり、そこから本当の競争が始まるのだと骨の髄まで感じさせられました。
つまり、両方の素質を持ち合わせていないと「本当の意味での競争」をするためのスタートラインにさえ立てなかったというわけです。その意味で、私は既に落第点だったのです。及第になるはずがなく・・・。
まずは、以下の点について。
【「見て書く」という課題では、作業ペースに遅れが見られています。】
これは、見たものを即座に判断して書くということが苦手だからです。
実感としては、視界に入った物が脳に到達して、それが脳内メモリーに蓄積されている記憶等と照合され、実際に書くという行為によってアウトプットする際に「本当にこう書いて正解なのだろうか?」という躊躇が生まれるのです。
このような思考回路になった原因は、職場で受けたパワハラが原因なのか、それとも生まれつきのものなのか、実際のところ確信が持てない状況です。
そして「作業の質は丁寧だが処理速度は遅い」という点も合点がいきます。
これは最初の職場で教え込まれた指導が大きく影響しています。ある時、当時の上司から、こう言われました。
「たしかに理想としては業務処理のスピードが速く、かつ丁寧で正確であることが理想だ。しかし、人間はそんなに完璧なやつばかりではない。スピードが早くても、その分ミスが多くてはかえって迷惑なだけだ。ミスをした分を取り返すのに、通常の処理時間の2倍から3倍はかかる。それなら、多少時間がかかってもミスのない丁寧な仕事をしてくれる社員の方が、会社としてもありがたいんだよ」と。
もちろん、パワハラをしかけてきた上司とは別の課の上司からの言葉です。
それ以降、速度を早くして量をこなすことよりも、スピードが遅くても質の高い丁寧な仕事を心掛けるようにしようと決めたのです。
次に、以下の点について。
【「見て判断する」課題では、ペース良く作業を進めることができています。】
これは単純明快です。
私自身、直感(=インスピレーション)で物事を決めることが多いからです。個人的には、物事を難しく考えることが苦手です。どうしても、単純化して物事を考えてしまいがちなのです。これはキャパシティが関係しているかもしれません。
注意を分散させながらこなす業務には向いていないという結果も出ていました。
これは、注意力に限界があるからです。健常者が100%だとした場合、私自身の注意力は50%~120%の間でしょう。
100%を超えていることに違和感を感じたことでしょう。
発達障害者に多いそうですが、自身の興味をひく事柄に取り組む場合、健常者以上に集中力を発揮することもあるそうです。そこで、ひとつの仕事に対する仕上がりとしては、完璧に近いものが提供できるのです。しかし、そこで注意力が切れてしまうため、電池切れになるのです。実社会では、途切れなく仕事が舞い込んできます。それを連続して処理するには、集中力を一定程度維持させなければなりません。そこで脱落してしまうのです。
最後に
今回の記事は以上です。
次回は、この続きから再開です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
torao596