だいぶ前に書いた記事で、デニステン選手のショートプログラムがEnsamble Nuevo Tangoのブエノスアイレスの春じゃないかと想像したまま、原曲を聴かずに放置していたのですが、
ふとしたことで思い出して調べてみたら、やっぱりそうでしたよ。

原曲
http://itunes.apple.com/jp/album/tango-directo/id194225972
Primavera Porteña で20秒ほど視聴出来ます

NHK杯
http://www.youtube.com/watch?v=RFIsqZaeWWs

せっかくなので、iTunesで買っちゃおうかなー。と今思っておりますw
ホントは、媒体で買うのが好きなんですけど・・・
「再入荷見込みが立っていないため、現在ご注文を承っておりません」by Amazon

私このバンドのOtoño Porteño(ランビエールさんが使った曲で、福井でナハロ氏が踊っていたプログラム)がすっごい好きなんですよね。

自分のアンサンブル用に、ブエノスアイレスの春を四重奏用に編曲して楽譜作って、今練習してるんですが、メンバーの一人がフィギュアスケート好きで、「高橋大輔の演技見ながら曲のイメージ作ってる」そうです(笑)


(追記)
iTunesで買おうと思ったら、Ensamble Nuevo Tangoの出してる曲の人気ランキングが出てきたのですが、

1.Otoño Porteño・・・ランビエール使用
2.Carne Cruda・・・ランビエール使用
3.Viejos Aires・・・アボット使用
4.Primavera Porteña・・・デニステン使用
となってました^^;;

ちなみに、Viejos Airesもすごく好きなのですけど、これは
http://www.fernandoegozcue.com/
この人が作曲のようです。Ensamble Nuevo Tangoのギタリストみたいですね。
HPのトップで曲が全部聴けますのでアボット選手のファンは行ってみるといいかも。

http://www.youtube.com/watch?v=vkitNEfy-G8 ←Viejos Airesを使ったフラメンコダンスの動画

(さらに追記)
http://www.youtube.com/watch?v=K30bA7iUXXo
原曲の演奏の動画出てきました。


うーむ。
最近、ブログの中身がプルシェンコじゃなくなってきてる(爆)
今朝、資格回復に向けて前進したとのニュースがまわって来ました。
(プルシェンコニュースのアカウントより http://twitter.com/PlushenkoNews/status/6861296817405952)

自分でチェックしてるロシアのスポーツ紙ニュース(Google readerは自動翻訳してくれるので読みやすいですヨ!)も先ほど開けてみたら、このようなタイトル発見!
しかし、リンク先がないみたいで、ちょっと先走り過ぎた記事で削除されたんでしょうか^^;
(購読してるのはココ http://www.sports.ru/rss/tags/1364414.xml 他にもミーシンコーチやヤグディンが言及しているいくつかの記事があるみたいです、興味のある方どうぞ~)

RSSで残されてた記事は

Olympic champion Yevgeny Plushenko, met with the leadership of the Figure Skating Federation of Russia and in the negotiations was allowed to return to competition.

というもので、
プルシェンコがロシアスケート連盟のトップと会って協議し、試合への復帰を許された。

という感じですが、公式ニュースで紹介されていた記事
http://www.rg.ru/2010/11/23/plushenko.html
はもう少し詳しく書いてあるようです。

太字で訳してある部分だけでも頑張って意訳してみます。

At first, the conversation behind closed doors between Evgeni and general director of the Federation, Valentin Piseev. A common language was found, apologies and explanations accepted. Zhenya - an open person, honest and decent. As each creative and genius person, he is emotional. Around him are always a lot of people. Exactly therefore, he deserves and help, and full support from his own, in difficult moments him always helped people. Yes, there appear differences, sometimes creeps misunderstanding. Well, for this, we got together to be discarded them, to discuss, open a new page. ISU president Ottavio Cinquanta told me, that he considered Plushenko's, as probably the best single skater of all postwar times. And it's great, if in the best of them, there is a desire to continue a career, and perform for the national team.

まずはプルシェンコとロシアスケート連盟のピセーエフの間で互いに謝罪があった。ジェーニャは大体の天才がそうであるように正直で感情的だ。彼の周辺には常に沢山の人が居る。まさにそれゆえに、彼にふさわしい助けと彼自身のフルサポートを、彼はあらゆる瞬間に助けてきた。時には誤解が生じ相互理解がかなわない事もある。我々は新しいページを開くためにそれらの誤解を破棄することとした。ISU会長のチンクワンタは私に言った、私はおそらく戦後最高のシングルスケーターであろうとプルシェンコのことを見なしていると。そしてすばらしいことに、彼はキャリアを続行し、ナショナルチームのためにそれを実行したいと願っている。

会合はロシア杯の土曜日の試合前に行われ、奥さんのヤナとミーシンコーチが同席した模様ですね。
互いに謝罪した後、どのようにソチに向けて行くかの具体的な話し合いがあったようです。
具体的な復帰の時期はまだ明らかにはなっていないが、着実に前に向かっている・・・

"Well, we can have some our secrets. Leave at least a few. They are, believe me, pleasant."
ミーシン先生のコメントがこのように引用されています。何が秘密なんでしょ?


記事書くのをさぼっておりましたが、ちょっと前に公開文書も出されています。

http://www.sports.ru/others/figure-skating/74356853.html

こちらの内容が、プルシェンコがロシアスケート連盟に謝罪を表明したものです。



結局、一連のゴタゴタに対してプルさんが公開文書で謝罪した事によって、事態は動き出したという事みたいですね。
10月に予定されていたKings On Iceも中止されていたみたいだし、一体何が起こっているんだろう、プルさんはなぜ自ら復帰に向けて色々動かないのだろう、と悶々としていたのですが、ロシアスケート連盟(のピセーエフ)との間に大きな感情的なシコリがあったということでファイナルアンサーなんでしょうか。

ロステレコムカップの映像でプルさんが会場に居るのを何度もカメラにドアップで抜かれてましたが、ご機嫌ななめ~だったのか、真剣~だったのか、ニコリともしてませんでしたね。
試合出たかったんだろうなぁ・・・。


プルさんの東京ワールドへの出場は若干諦めてますが(ガチンスキー君もGPシリーズ頑張ってますし・・・1枠しかないみたいだしね)、何となくだけど4月の国別選手権で復帰するんじゃないかな~と勝手に思ってます。

良いニュースなので久々にブログを書きました!つかれたw
レコーダーの残り容量が逼迫して来ているので、今春のメダリストオンアイスの放送をブルーレイに落とそう、と思って、昨夜チャプターマークとかを編集し始めたら、またまた罠にはまって、見てしまいました(^^;

先週末NHK杯で、色々な演技を見てから見るとまた新たな面が見えて来ると言うか
(多分昔からよく見てる人は今さら!な話なのでしょうが)
1つ1つの演技要素が素晴らしいのはもちろんのことながら、氷の上でのスピードが凄いんですね、プルさんは
まるでリニアモーターカーみたいに、空中に浮いてるんじゃないかってくらい摩擦を感じさせない滑らかな滑り方だと思います。

プログラムコンポーネンツが自分が想像したより出なかった選手は何でかなーと思って見返したりすると、演技の合間の加速が多かったり、スピードが後半落ちたりしてるので、なるほどなあと納得。


男子シングルを初めて見た四年前のトリノオリンピック。
もともとは大ちゃんのフリー見たさで男子をチェックしたのです。
その時にショートプログラム一位のプルさんを試合後のリプレイで見て衝撃を受け、Liveでプルさんを見るために五時に起きた。
当時はバケモノ呼ばわりしていたっけ(^^;)
グランプリシリーズのエントリー表を眺めてると、そんな思い出が蘇ってくる今日この頃です。


あの時の衝撃を上回る演技(選手)にまだ出会えてないのは、やはりプルさんがとてつもないからなのだろうか。
来ましたね、デニステン君!!
初来日おめでとう!
ブラヴォーオオオオオッ!

あ、NHK杯の話しです。

デニステン君は、バンクーバーオリンピックで初めて見て、
『あ、好みのタイプ♪』←演技の話
と思った選手です。

出場選手一覧見た時は、名古屋行こうかしらと一瞬よぎりましたが、まあ現実には無理な話なので諦めてライブで見ました。

前日に曲チェックしたら
『うわ、高橋大輔君と同じだし!!』
先日からしつこく書き続けてるブエノスアイレスの春でした。
音源はヌエボタンゴっぽかったけど、後で確認してみよう。
しかも振り付けがランビさんですって。
終わったあと、画面に向かって拍手しちゃいましたよ!

ツイッターではアカウント名がテニスデンになってて「今から日本にテレポート」ってつぶやいてたりして、とってもお茶目でカワイイ、ワタクシいち押しのデニステン君。柔らかい体と音楽を感じる力が素晴らしい選手です。ぜひチェックしてみてくださいね(^o^)
Japan Open 良かったですねー。
プルさまは”あの”ニジンスキーだったし。
(後日、ニジンスキーの曲を色々調べて書こうかなと思ってます)

今日は、しつこく書き続けてきた、コレについて。



この動画の、中間のスピンを終えて一旦止まる部分。
動画の2:00過ぎのところから先は、「ブエノスアイレスの春」です><
曲名、四季にするかと思ったら、冬だし、しかもネットで検索する限り現状かなり多くの人が冬だと思ってるみたいなので、あえて記事にしました><;;;
(このブログの検索キーワードも、大輔+ブエノスアイレスが現在上位なので←プルをタイトルに入れてる応援ブログなのにすいません)

大ちゃんが華麗にステップ踏んでる部分は、ブエノスアイレスの春です!
しかも、冬はほんの一部分ですけど、春はほぼ全部入ってます・・・。

という事で、このブログを見た方は、大ちゃんの新プロは、春も入ってるのねと思っておいてください;;
なんでこんなにこの点にこだわるかは、過去の同じ「曲目解析番外編」の記事に色々書いてあるので良かったらご覧下さい…。ピアソラの動画も色々探して張ってあるのでぜひご参考までに。

ちなみに、ブエノスアイレスの春の正式な曲名は、「Primavera Porteña」なので、動画を探すと沢山見つかりますヨ。

編曲は、ピアソラオリジナルのレジーナ劇場版にほぼ忠実なバージョンなので、クレーメルではないです。でも、バンドネオンの音がピアソラほどの色気がないので、ピアソラ本人の演奏では無いのはほぼ100%だと思います。この一ヶ月この曲ばっかり聴いてたからほぼ間違いないです。
誰かがCD出してたりする音源だと、著作権の使用料とか色々ややこしそうだから、演奏して貰った可能性もひょっとしたらあるかも知れないですね。



演技ですが、後半のスピードアップしたところがまだ乗り切れてないというか、もっともあのスピードでステップやるかいというような鬼のような速度で、でも曲の表現はさすがというところで。これを滑り込んだらどんな出来上がりになるのか、楽しみですね。
Fantasy On Ice 2010 in 福井に行って来ました。
ショーレポなどは皆さん沢山書かれてますのでそちらをご覧下さい。

今日の記事は、ショーの途中で、ずーっと気になっていたあの曲についてです。
確か、第一部だったと記憶してますが、男女4人のダンサーが出てきて(少し狭かったけど)ステージ上でフラメンコ風の踊りを披露してくれました。(←曲がピアソラタンゴだからフラメンコの人に怒られそうなので、フラメンコ風としてあります)

その曲がかかった時、ピアソラのブエノスアイレスだ!って一瞬で思ったんですけど、あれ、秋だっけ夏だっけ?!とかなり混乱して、モヤモヤしてて、後で「秋ですよ」と教えて貰いました。
ブエノスアイレスの秋ってランビエール使ったけど基本はマイナーな曲のはずなんだけどな、何でわかったのかなと思ったら、調べてみて納得。

「ダンサーは振付師のナハロ氏で、そのナハロ氏がランビエールに振付けをしたのが、ブエノスアイレスの秋だった。」

きっかけは、曲が誰の編曲(また演奏)なのか知りたくて、検索をかけてたんですが、その際に見つけた動画がこちら。



ナハロ氏が踊ってたのは、確かにこの曲でした。
(何度かランビエールのブエノスアイレスの秋は見たはずだったんだけど、なぜ判らなかったのか^^;)

FaOI用に用意したというより、ランビエール用に振付けた曲を使って踊りを披露してくれたのですね。とってもかっこよかったです。残念ながら豆粒でしたけど。

では誰が演奏したバージョンのものなのだろうか、ということで、

Otoño Porteño も初演のレジーナ劇場のもの(私がCDを持っているもの)から、色んなバージョンがあって、いったい誰が演奏しているものなのか、どうやって探せばいいのかしら、と思ったんだけど、すぐに見つかりました。
それがEnsamble Nuevo Tangoです。

ランビエールの公式サイトで発表されていた既出の情報でした。

も一個あった。雰囲気がまたちょっと違うけど編曲は同じ模様です。


ピアソラご本人(キンテート)のはこんな感じ。

色々ピアソラ動画探してきたけどこの動画は凄いですね、高画質で。バンドネオンの弾き方がメッチャカッコイイじゃないですか。

ギドン・クレーメルのもまただいぶ違いますね。


余談:こんなの弾けないよ((((;゜Д゜)))

でも楽譜は探してみようと思っているけどw


昨日音楽仲間に会ったときに、「高橋大輔がブエノスアイレスの冬をフリーで使うんだよ」と教えたら、「それはめっちゃ見て見たい!」と何度も言ってました。ちなみにその人は冬をソロで弾いちゃう技術の持ち主でありますが。

だいぶ脱線しましたが、ピアソラの曲は色んな人が色んなバージョンで演奏しているので、探して比較して聞くととても面白いです。
昔は色んなCDを探して回らないと手に入らなかったものが、動画であっさり見つかる今の時代がちょっと不思議な感じはしますが…。

今度Ensamble Nuevo Tangoのアルバム探してみよっと。


超おまけ:ジョニーの曲は、リチャードクレイダーマンの「秋のささやき」でした。リチャードクレイダーマンなのは判ったんだけど、「HeartBroken」って…ジョニーがつけたプログラムの名前だったみたいですね。曲名は、A Comme Amour。イージーリスニングとかで何度聴いた事かって位有名な曲ですね。ピアノのアルペジオ連続とバタフライの連続のところが凄く素敵でした。
ニュースがでてから少したっちゃいましたね。

http://www.sports.ru/others/figure-skating/72819071.html


ISU ready to consider the restoration of the status of amateur Plushenko

President of the International Skating Union (ISU) Ottavio Chinkvanta said that ISU is ready to consider the possibility of restoring amateur status for Evgeni Plushenko.

"For an athlete had 21 days to appeal, but he did not give her.If now the national federation to vouch for him, then we can take the exceptional decision to return ", - quotes Chinkvanty La gazetto dello sport.

ISUはプルシェンコのアマチュア資格復元について検討する準備が出来ている

ISU会長のオッタヴィオ・チンクワンタはISUがエフゲニープルシェンコのアマチュア資格復活の可能性について検討していることを明らかにした。
「選手は21日のアピール期間があったが、彼はそれを行使しなかった。もし国内連盟が彼を保証するなら、我々は例外的に彼の復帰を認める事が出来る。」 Chinkvanty La gazetto dello sportよりの引用。

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IF がついてるのは気になりますが、一歩前進ね。
チンクワンタ会長って相当な権力者らしいですし、彼から前向きなコメントが出たって事は、期待して良さそう。

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隣にあった記事もついでに紹介しとこ。
既にネットではあちこちで話題になってるでしょうが…

http://www.sports.ru/others/figure-skating/72819328.html

Alexei Yagudin: "Plushenko - the only hope for gold Sochi-2014"

Olympic champion Alexei Yagudin sure that Evgeni Plushenko wins gold in 2014 Olympics if he stays in amateur figure skating.

"If Jack left to Sochi, he won the Olympics" - quotes Yagudin in my "Twitter" John Rudkovskaya.

"From 2002 to 2006, Russians have won many competitions.But now everything is really bad. Nobody, except Eugene, will not win anything. Therefore, Plushenko - our only hope for gold Sochi-2014 ", - summed up the Olympic champion in Salt Lake City.

同じ件でさらに感動的な脚色がついてるもの
http://komi.kp.ru/daily/24551/728592/

Alex told reporters that only Eugene the strength to win the Olympic Games in Sochi

Eternal rival Alexei Yagudin and Evgeni Plushenko finally reconciled.
Recall Yagudin repeatedly criticized his colleague.

And because of this for many years among athletes had a strained relationship. A step towards reconciliation made, to his credit, he Yagudin.

Evgeny Plushenko, if left in the sport to Sochi, he won the Olympics! "But he is a force," said Alexei Yagudin at a press conference in China.

Respect, Alex! - Happy wife Plushenko Jan Rudkovskaya. - Very nice, that he supported the Gene.

Recall, both athletes are now in China, which now goes to the ice show.


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下の記事の方が好みなのでこちらの訳を書いておきますw

永遠のライバルだったアレクセイヤグディンとエフゲニープルシェンコはとうとう和解した。
思い出して欲しい、ヤグディンは度々彼の同僚を批判してきた。そして、そのためにこの2人の選手の間は長年の緊張関係にあった。和解に向けた一歩が踏み出された、ヤグディンによって。
「エフゲニープルシェンコ、彼がもしソチに出る事が出来たら、彼はオリンピックで勝つよ、彼以外にはいない」アレクセイヤグディンは中国での記者会見でこのように述べた。


ヤグさんとプルさんが仲良くしているような映像や写真はチラチラと出て来てはいたみたいですけど、ここまではっきりとヤグさんがプルさんを持ち上げたのは初めてなのかな?
長年のライバルの心も動かすプルさんの心意気。素晴らしいですね。

プルさんの資格剥奪に関して、色々な方向からの切り口で眺めてみました。
その上での私見です。

プルサイドから見る時、この問題は、世界選手権の欠場はドクターストップだったし、ショーも一旦許可が出て予定が全部決まっての処分だった。実際ショーと試合では足への負担は全然違うし、それでアマ資格停止なんてひどい。五輪を目指すって言ってるのに。

って事になると思う。私も完全にプルサイドに立つならその意見です。

だけど、フィギュアスケートというアマチュアスポーツの視点から切ってみると、色々な問題が見えてくる。
トップスケーターが、五輪にだけ出場してその他のシーズンは休んで(休養して)力を蓄えている状態が、毎年行われる世界選手権とか、グランプリシリーズに出ている他のアマチュア選手にとってどうなのだろうか。

実際、男子シングルのバンクーバー五輪の上位4名のうち3名は、前年度の世界選手権に出場すらしていない。
明記するまでもないですが、プルさん、ランビさん、大ちゃんの私の一番大好きな3人です。大輔は大怪我でしたから、仕方ないしランビさんも一旦引退してからの復帰だったけど、五輪目指しての復帰だったし、ペアはあんまり詳しくないんだけど、申雪・趙宏博組も確か復帰組でしたね。

このように五輪にだけ復帰してくる有力選手が多くなればなるだけ、通常の年の選手権の上位のレベルが落ちていき、ひいてはフィギュアスケートというスポーツのレベルが落ちていくということにはなる。
ISUはそこに歯止めをかけたかったのではないだろうか、という気がするんですよ。
今回プルをターゲットにした理由そのものはちょっとごむたいな厳しすぎる内容だったと客観的に見てみても思うけれど、アマチュアスポーツとしてのフィギュアスケートの姿、レベルを公平に維持するためには、ISUは何らかの動きを見せる必要があったのかもしれません。

プルさんがソチ五輪を目指す強い気持ちはとてもよく判るのだけれど、彼がフィギュアスケートという競技の未来を本当に考えるならば、彼がこれからも毎年試合に出続け、その上で五輪を目指さなくてはならないということなのじゃないだろうか。
荒川静香がコラムで次のように書いていたそうです。

(コラムの内容は以下からお借りしました。他にソースが無くて…。スミマセン)
http://blogs.yahoo.co.jp/twinstarstheory/18799476.html

 プルシェンコは最近、国際スケート連盟(ISU)から選手資格を剥奪(はくだつ)されてしまった。五輪に出たアマの選手なのに、所属連盟に無断でショーに出演したことが問題視されたのだが、同じ五輪競技でもサッカーやテニスでは起こらない問題だろう。
 1992年、プロのアマ復帰が認められ、両者の差はほぼなくなった。中にはショーを優先してグランプリシリーズを欠場する選手もおり、ISUも賞金や世界ランキングを導入して選手が試合に出るよう対策を講じ、一定の効果は出ていた。元来、競争があまり好きではない私だけれど、競技があるからこそショーも人気で、ショーがあるから一年中フィギュアへの関心が続くと思う。
 真相は知らないが、プルシェンコの一件はアマとしてのけじめはつけなさい、というISUのメッセージかと感じる。剥奪直前まで日本に滞在し満喫していた“アスリート”は、「出たい」と言っていた2014年ソチ五輪も出場不可能になったことをどう受け止めるのだろうか。

多分切り口としては私の見方と近いのかな。
ソチ五輪に出たいという気持ちはもちろん持ちつつ、ちゃんとこれからもアマの試合に出続けるんだという姿勢が見えるならば、きっとプルさんの処分は解除されるに違いない。

彼がそのことに気づいてくれていることと、制裁が解除される日をずっと待ちたいと思います。


PS この記事、電車の中で長文書いたのに間違えてクリアキー長押しで全部消したので昼ごはん食べながら書き直しました。だいぶ当初記事からはニュアンス変わってるかも;;
プルシェンコ公式フォーラムの管理人さんのお知らせより、英訳を戴きました。
頑張って日本語訳してみたいと思います。

http://community.livejournal.com/ontd_skating/766348.html
元の英訳ソースはこちら

http://evgeni-plushenko.com/forum/viewtopic.php?f=3&t=206&p=36215#p36215
オフィシャルフォーラム記事

動画リンク(張り忘れてて、後から張ったので埋め込みが出来ず;)
http://www.youtube.com/watch?v=TLxmwjCjha8


Olympic champion Evgeni Plushenko continues to serve his suspension, imposed on him by the International Skating Union. Evgeni, who missed the World Championship, was punished for the fact that he took part in the shows without the permission of the national federation. Currently, he is actively practicing, planning to continue representing Russia in international events. Our correspondent in St. Petersburg meets the main characters of the drama - Evgeni Plushenko and Alexei Mishin; they, like the true heroes, spare no words.

オリンピックチャンピオンのエフゲニープルシェンコはISUによって課せられた課題に直面し続けている。世界選手権を欠場したエフゲニーは、国内連盟の許可なしにショーに参加したという事実で罰せられた。現在、彼は積極的に練習に取り組んでおり、計画している。ロシアでの国際イベントの継続を表明している。サンクトペテルブルグ特派員がこのドラマの主人公たちに会った-エフゲニープルシェンコとアレクセイミーシンに-彼らは真の英雄だ、それに代わる言葉はない。

Evgeni Plushenko is actively working on the ice on a new show number to the music he had already used. Olympic champion and two-times Olympic silver medalist, together with choreographer David Avdysh, prepares for the show, where Zhenya will perform with his entire team, which has won the Eurovision Song Contest, but now for another audience - Asian.

エフゲニープルシェンコは積極的に取り組んでいる、彼が既に使った事がある新しいショーナンバーの音楽の練習に。オリンピックチャンピオンで2つの銀メダリストは、コリオグラファーのDavid Avdyshとそのショーのために準備していた。ジェーニャはユーロビジョンソングコンテストで優勝したチームでそれを見せるだろう、但し他の観客ーアジア人のために。

Evgeni: Many of our artists were in Japan and had the honor to perform there, Dima will perform in Japan and it is an honor for him, I'm proud to say this, and much has been done to make it possible both by me and by my wife Yana Rudkovskaya.

エフゲニー:ロシアのアーティストの多くが日本で活動し、そこで成功してきた。ディマは日本で活躍して、成功を収めると思うよ。僕はこれを話せることがうれしい、そしてたくさんのことが行われてそれを可能にする、僕と僕の妻のヤナの両方によって。

※コメント という事は、この動画の冒頭で見せている振り付けは、9月のショーのって事ですね。ロシアの過去のアーティストって誰の事だろう?

There is really no need to worry about Evgeni Plushenko's future as a showman, but his future as a sportsman is indeed worrisome. A week ago ISU informed that the decision to ban Evgeni Plusheko from competitions for refusing to participate in the World Championships and at the same time performing in the show had became final, because of the lack of an appeal in due time. It doesn't mean he lost his eligibility forever - especially in light of his statement here:

ショーマンとしてのエフゲニープルシェンコの将来を心配する必要は全然なさそうだが、しかしスポーツマンとしての彼の将来は確かに気になる。1週間前、ISUはエフゲニープルシェンコのコンペへの出場禁止を通知した。世界選手権への参加を拒否したと同時期にショーに結果的に出場したとして。そして控訴の期限が切れたとして。彼は永久に資格を失ったわけではない - 特に彼のこの発言に注目すると。

Evgeni: I want to say that this October, October 2nd, I am taking part in ISU competitions, there are competitions that are held by the International Skating Union in Japan - ISU Open, they are team competitions. Now there is the buzz, but since we both, the ISU and I went to meet each other, it was decided that I will compete. Disqualification applies to other competitions, but they admitted me to this one. It's funny, I can take part in some competitions while in the others I cannot, although they are all ISU tournaments.

エフゲニー:僕は10月について話したい。10月2日、僕はISUの大会に参加しているよ、そこではISUによって日本で開催されるコンペがある- ISUオープンのチームコンペがね。既に話題に出てるけど、僕たち、ISUと僕はお互いに会いに行って、僕は試合に出れる事になったよ。失格が他の試合に適用されてるのに、でも彼らはこれに出るのは許している。なんかおかしいよね。僕は他のいくつかのコンペにも参加できるけど、他には出来ないんだ、それが全部ISUのトーナメントなんだ。

Still, the ISU Open - it's more of a show than a serious tournament, where the teams of different continents compete against each other. Plushenko talks quite frankly about his future in sport, referring primarily to the functionaries of the Russian Figure Skating Federation.

それでも、それはISUのオープンだ-それがシリアストーナメントというよりも、異なる大陸のチームが対抗する、よりショーに近い内容の物とはいえ。プルシェンコは、彼のスポーツとしての将来について率直に語ってくれた、主にロシアスケート連盟の役人について言及した。

Evgeni
: You know, I'm an athlete, my job is to skate, to please the fans. I have a team, coach, and for the paperwork, bureaucracy there is a federation, it is their duty. I have no wish to enter into any debate, I have not filed an appeal, because I think I have been working with the ISU, and to fight with them - it wouldn't be to my favor. Wait and see, of course. My task is to train, my goal is to compete, and my dream to compete in Sochi in 2014. No one had tried to contact me, and I'm not eager to contact them either. But once again I want to say, we continue to work together, but the very least I can say, I'm going to fight for my spot in the team and I will make every effort to compete in Sochi-2014. I think that my desire is not enough, because I'm not an ISU favorite and nobody really wants to see me at the international competitions too badly, because yes, I am uncomfortable, yes, I'm complicated, yes, I can sometimes skate well. Yes, many people don't really need that. Yes, we need new names. I understand it very well. But I intend to be in Sochi, and not as a tourist, I want to fight.

エフゲニー:あなたが知っているように、私はアスリートで、私の仕事はスケートをすることで、ファンを喜ばせる事だ。ぼくがチームとコーチを持ってるように、官僚の書類仕事が連盟にはあって、それは彼らの義務だ。僕は争いたくなかったから控訴しなかった、なぜなら僕はISUと共に進んできたし彼らと共に戦ってきたんだから、控訴は僕はやりたくないんだよ。待ってて、そして見てて。僕の仕事は練習する事で、僕のゴールは試合だ。そして僕の夢は2014ソチで試合する事さ。誰も僕に連絡しようとはしてないし、僕も熱心には連絡をとってない。だけど、もう一度僕が言いたいのは、僕たちは一緒に作業を続ける、しかし僕が言う事が出来る事は少ない。僕は僕の地位のために戦い続けて、2014ソチへの出場のためにあらゆる努力をする。僕は僕の要求は充分じゃないと思っている、何故なら僕はISUのお気に入りじゃないし、誰も僕を国際試合で僕を見たいと思ってないんだよ、ホントに酷い事に、そうなのさ。僕は不快だよ、そうだよ、複雑だよ。僕はスケートがちょっとは上手に出来るんだよ、うん、大勢の人たちはそれを求めてないんだ。スケート界には新しい名前が必要なんだ、それは僕は良く判ってるさ。でも、僕はソチに出たいんだ、観客としてでなく、闘うために。

The monologue is really passionate, and you can trace a resentment, after all, Evgeni has given so many years to Figure Skating. But there are also words of coach Alexei Mishin that are worth a listen - sometimes a bad peace is better than a good war.

そのモノローグはとても情熱的で、あなたがたも怒りの痕跡を残す事が出来るだろう、それを聞いた後は。エフゲニーは長い期間フィギュアスケートに貢献してきているのだ。しかし、コーチのアレクセイミーシンの言葉には耳を傾ける価値がある。-時には悪い平和は良い戦いよりもベターだよという言葉に。

Mishin: My optimism is based on the fact that not only Evgeni needs International Skating Union, but I certainly believe that the International Skating Union also needs such brilliant athlete as Evgeni.

ミーシン:私の楽観的な見方はエフゲニーがISUを必要としているという事だけに基づいてるわけではない、しかし、私は信じるよ、ISUもまたエフゲニーという素晴らしい選手を必要としている事を。

ISU rules do, in fact, allow to restore eligibility in case of the violations which are incriminated Plushenko, if the National Federation of Skating and the athlete apply to ISU. And probably not without reason at the very end of the conversation Evgeni confirmed: by the end of this week, he is planning to address the Skating Union asking them to remove the sanctions imposed on him.

ISUのルールにおいて、実際に、復元する事が出来る、プルシェンコに処された違反の場合には-もし、国際連盟と選手がISUにアピールすればだが。そしておそらくそうしない理由はないということをエフゲニーとの会話の終わりに確認した。今週末、彼はスケート連盟に彼の制裁を解除するように国際連盟に求めるための連絡をする予定だ。


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英語読んでも細かい所まではスッと理解に入ってこないものだから、随分時間がかかりました。
悲しくてコメントがなかなかでてこない。
私はミーシンコメントの楽観的な見方にすがってたんだけど、事態は思った以上に深刻なんだろうか?
でも最後の解説を見ると、復権に動くみたいだし、JapanOpenへのコメントを見てもプルは試合には出たいとずっと思ってるみたいだし、今シーズンは休むつもり、とかそういうのはこのインタビューからは感じ取れない。

中にはプロとしてのショーが見れたら幸せっていうファンもいるかもしれないけれど、
フィギュアスケートというスポーツの世界において、プルが必要でないなんて事は絶対にないから。
あなたは、生ぬるくなりかかっていた男子シングルの世界に大喝を入れてくれたヒーローなんだから。

今朝、政治のニュースをやっていて、そういやあ政治家に向いてないスケーター政治家いたな、、と思って始まった相方との会話。

私:プルシェンコって市会議員やってるらしいよ。
相方:そりゃ牡蠣食ってる場合じゃねぇな。
私:…(あの、会話続かないんすけど…)

私:あ、そうそう、ライサチェックも昨日横浜に来てたらしいよ!
相方:牡蠣食いに来たのか。
私:…(あの、大輔もいた話とか聞いて欲しいんだけど…)

間違った教育をしてしまったような気がする。