昨年度の卒業式はさんざんだった。東日本大震災の影響で、ろくな卒業式ができない。
しかし唯一、よかったと思えるのは、大学8年目にして、ようやく卒業にこぎつけたA君が、卒業式に来ていたことだ。
こんなことを言うとよくないが、第一印象は、「いじめられっ子ぽいなあ」という感じ。これは私もいじめられっこだったから、同じ匂いを感じるのだ。
背はやたらに高く、力もありそうなのだが、学校という社会は、腕力だけで人気と不人気が決まるわけではない。
最近では、いわゆる「面白い子」というのが、学校の人気者になるらしい。
ちょっと気になるのだが、最近の子どもというのは、仲間との間の距離というか、空気というのを、やたらに気にしていないか?
もっとも大人だってえらそうなこと言えないが・・・
この国はどうして、こんなに不自由になってしまったんだろう・・・
他人と同じことしか言えない社会。
他人に同調するしか、生き残ることのできない社会。
こういうのって、ちょっとおかしい気がする。